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[モーニングサテライト]奪炭素の切り札”CO2回収”!デンマーク・スイス・イギリスの巨大事業と日の丸技術[三菱重工業株式会社]

モーニングサテライト

いま世界中が脱炭素に向けて動き出していますが、そんな中で切り札といわれているのがCO2をつかまえて回収する技術です。

世界の現場の最前線を取材しました。

三菱重工業株式会社

Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.
三菱重工の公式ウェブサイトです。三菱重工は、エネルギー・環境をはじめとする技術に立脚するものづくり企業として、全地球規模の多様なニーズに応え、人々の安心・安全で豊かな生活と確かな未来を提供していきます。

北欧、デンマーク。首都、コペンハーゲンのごみ焼却発電所。

よく見ると屋上で芝スキーをしている人たちが。スキー用のリフトまで付いています。

アマガーバッケごみ焼却発電所のヤコブ・シモンセンCEO、

ごみ焼却発電所をエネルギー事業ではなく環境サービス事業だと考えている。

有毒ガスの排出を極力減らし、住民も使える人気スポットに変えました。

さらに今後、CO2の排出を減らす秘策を考えています。

CO2回収技術を採用して環境負荷を完全になくす。

CO2の回収技術とは・・・

その答えはアルプスの山に囲まれたスイスにありました。

このごみ焼却場の屋上にあるのが巨大なCO2回収装置です。

この四角い箱に入った特殊なフィルターで効率よくCO2をつかまえています。

開発したベンチャーのCEOに聞きました。

クライムワークスのジョン・ブルツバッカーCEO、

5年か10年前には空気からのCO2回収は50年くらい先になると言われた。

「できっこない」「事業にならない」と。

このクライムワークスは去年、投資家などから120億円の資金を集めました。

初めて商業化したここではすでに年間90トンのCO2を回収しています。

回収したCO2を上手に利用する取り組みもスイスでは続々と始まっています。

なにやら車につなげる人。ガソリンスタンドのようですが・・・

パワートゥガス計画のジャスティン・ライドメントリーダー、

CO2を水素と反応させてメタンガスをつくり、車の燃料にしている。

実はここ、再生可能ガスをつくる実験施設です。

裏側にはCO2を回収するあの四角い箱があります。その場でCO2を回収し、地産地消をしているのです。

クライムワークスの技術のおかげでCO2をうまく使えている。

さらにこんなところでもCO2をうまく利用しています。ここは地元のコカ・コーラが持つ工場。

ペットボトル入りの炭酸水を作っています。ミネラルウォーターに回収されたあのCO2を含ませ炭酸水のできあがり。

地元スーパーで買えば1本120円ほど。その味は・・・

モーニングサテライトの矢鳴菜都記者、

シュワっとします。スイスの水なのでミネラルを感じます。

コカ・コーラHBCスイスのパトオリック・ウィットウィラーさん、

炭酸水への利用の拡大を考えている。

さらに他にも回収したCO2を使えないか可能性を探っている。

さらに日本の日の丸技術を使ったCO2回収プロジェクトがイギリスに。

中部のノースヨークシャーにあるドラックス発電所。

2.6GW、400万世帯の電気を供給する世界最大のバイオマス発電所です。

燃料はこの木質ペレット。燃やすときにCO2を排出しますが、木が成長過程でCO2を回収しているためバイオマス発電はCO2の排出がプラスマイナスゼロのクリーンな発電とみなされています。

それに加えて・・・

ロンドン支局の中村航記者、

こちらバイオマス発電が排出するCO2、それがあの煙突の先から出るのですが、三菱重工の技術でこれを回収します。

三菱重工グループは5月、この発電所と連携し、世界最大のCO2回収施設をつくると発表しました。

もともと環境負荷が少ないとされるバイオマス発電で日本の技術により年間800万トン以上のCO2を回収する計画です。

イギリスの発電大手のトップがテレビ東京の取材にその巨大な投資額を明かしました。

英発電大手「ドラックス」のウィル・ガーディナーCEO、

CO2の排出をマイナスにする世界最大の事業だ。

この発電所全体では3,000億円以上の巨大事業になる。

CO2を回収する日の丸技術とは、三菱重工業の現地トップ、細見さんの後をついていくと・・・

三菱重工業の細見健太郎常務執行役員、

これが吸収塔。

まずガズを冷却して、ここでCO2を吸収させる。

この吸収塔というパイプを通っているのが独自技術で作った「アミン吸収液」。

発電所で発生した排気ガスをこのアミン吸収液に触れさせるとCO2だけを分離し、回収できます。

実は三菱重工は関西電力と連携し、30年以上も前からアミン吸収液の研究を進めてきました。

長年培ってきた技術がようやく世界の注目を集め、排ガスからのCO2回収の分野で世界シェア7割を占める事業にまで育ったのです。

2050年のカーボンニュートラルという世界的に明確な目標があるので。

ようやくそういう技術が世界に花開く時代が来た。

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