多摩川の河川敷沿いに現れたちょっと怪しげな建物。

近づいてみても何のお店なのか分かりません。

中に入るとなかなかの繁盛ぶり。

失礼ですけど、フレンチのイメージがつかないから。

実はここ、格式が高く高級とされるフランス料理店なのですが・・・

お客様からは意外な反応が、
運動になります。

戸惑う、戸惑う。ラーメン店だもんね。

ラーメン店のようで運動にもなる!?
謎のフレンチが賑わうワケとは?

トキオプラージュ・ルナティック
二子玉川駅から徒歩10分のところにあるフランス料理店のルナティック。

土日のお昼時には満席に。
多い時には20人ほどが並ぶといいます。

一番人気のメニューが「牛フィレステーキのフォアグラのせ」。なんと1,500円。

味もおいしいし、大きいフォアグラがのっている。

コスパがいいと思う。

料理の腕を振るうのはこの道30年のシェフ。

この感じなら最低でも2,700~2,800円いくんじゃないか。

フォアグラやキャビア、ロブスターなどの高級食材を使っていますが、最も値段が高いメニューでも1,500円と低価格を売りにしています。


そのカラクリとは?
セルフサービス
5064番、5064番、カウンターまでお越しください。

料理を取りに来たのはなんとお客様です。

「お客様が取りにくるのか?」
はい、セルフなので。

こちらはセフルサービスで人件費を抑え低価格でフレンチを提供。
さらに食材の質も上げました。

さらに、
ボトルのシャンパンが食券ってすごくないですか?

オーダーは自動券売機。

まるでラーメン店です。
食器類の用意から配膳、片付けまでお客様はホールの仕事ほぼすべてを任されています。
このお店によると一般的なフレンチのお店では料理の原価率が35%程度。それを50%近くまで引き上げました。

テラス席
2階にはテラス席も。

牛フィレのステーキ、5119番。

ほら、もう呼ばれたよ。

当然、料理は取りに行かなければなりません。

しかし・・・
引換券忘れました。

料理にたどり着くのもいい運動になりそうです。

會津津浩社長
5年前までは配膳やテーブルのセッティングまでフルサービスだったというこのお店。
システムを変えてからコスパの良さが響き、特に20代のお客様や子供連れが増えたといいます。

セルフサービスの変えたのはオーナーである會津津浩さんの思いがありました。

フランス料理の高級フルサービスへのアンチテーゼがあった。

緊張しないで毎日食べに行ける日常のフランス料理。

でも料理は本物。そういうものがあったらいいなという気持ち。

お客様が一役買うことでフランス料理を安く楽しめるこのお店。
まだまだ人気は続きそうです。

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