スゴい社長が選ぶ私の一冊。
続いて伺ったのはあの社長…
株式会社星野リゾート
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そのご自宅があるのは軽井沢近郊の別荘地。
軽井沢ってことは…
こんにちは。
よろしくお願いします。お待ちしてました。
軽井沢生まれの星野リゾート、星野佳路代表がお出迎え。
「本棚を見せて頂きたいんですけどご自宅は?」
これなんです。
ちょっと変わった形ですが…
「スゴいこれ!渡り廊下ですか?」
まさに山小屋なんですけどね。
「おしゃれな感じのロッジ風ですね。」
今、私スキーが趣味なのでスキーの基地みたいになってる。
シンプルで格好良い、なんとも素敵なご自宅。
本棚
でも、本棚が見当たりませんが星野代表の一冊はどちらに?
実は私の本棚って倉庫の中にありまして、普段リビングに座って読むってことがないものですから。
1階に下りていき、その先には…
物置になっちゃってるんですけど。
これが本棚なんですね。
倉庫の奥にびっしりと本が並んだ棚が。
どんな本があるのか見てみると、マーケティング、戦略…
すごい「マーケティング」と「戦略」の本だらけだ!
「普段の娯楽で読んだりしないんですか?」
娯楽では最近は読まないですね。
自分の今のテーマがあって悩むじゃないですか。
今の自分の問題を解決してくれる本を探す。
これが教科書と信じ込んだら徹底的に同じようにやってみる。
「気にいった本は何度も読むんですか?」
その通りにやろうと思いますからね。
読めばいいってわけじゃなくてマニュアルのように持って歩いて。
1分間エンパワーメント
中でもカバーもボロボロ、読み込まれているのがK・ブランチャードの「1分間エンパワーメント」って本。
これに私感動して、星野リゾートらしさみたいなものを設計していったんですよね。
「スゴい、線を引いたりとか。」
ここにメモしてある。
丸印には「何もするな、ひたすら静観!」。
メモには「強いリーダーシップ必要」から「リーダー不要の状態へ」とある。
一体、どんな本なのか?
これはフラットな組織文化をつくろうってことなんです。
経営者から最前線でサービスを提供しているスタッフまで、言いたいことを言いたい人にいつでも言える文化を持とう。
会議の中だけで思ったことを言ってくださいって言ってもなかなか言えない。
普段から人間関係が対等であれば社員ひとりひとりが自立して発想して考えて行動する。
というのがこのエンパワーメントです。
私の一冊
そして本棚のかなりのスペースを占めているのが…
ここら辺が英語で書いてあるタイプの本。
星野リゾートを立ち上げる前、留学していたのはアメリカの名門コーネル大学。なんだかスゴイですね星野代表。
ではいよいよ星の代表が選ぶ私の一冊を教えてください。
たくさんあるじゃないですか。
どれが大事だったか聞かれると私はこれを言わざるを得ないと思っているんですけど。
マイケル・ポーターのビジネスの戦略本「競争の戦略」。
自分のキャリアを変えたと思っている。
やるべきことはたくさんある。
その中で何をやらないかを決める。
ビジネスのポイントは何をやるかよりも何をやらないか。
星野さん曰く、星野リゾートの一番大事なコンセプトがここから生まれたんだといいます。
それは、
そこから星野リゾートはホテルの所有はやめようと、運営だけに特化しようと決めた。
星野リゾートは私の実家含めて所有してない。
投資家やオーナーから運営施設を預かって、または投資家の方のために運営だけの仕事をしている。
これが運営会社。
運営だけに特化している。
星野リゾートの成長のベースには一冊の本があったってことなんですね。
星野リゾートはマイケル・ポーターの「競争の戦略」でがっちり!
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