[WBS] 10連休を前にガソリン価格高騰!なぜ10週連続で値上がり!?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

今週末からいよいよ10連休に突入します。車で行楽地に行くという方も多いと思いますが、ガソリン価格の上昇が止まりません。4月24日に発表されたレギュラーガソリンの平均価格は148円40銭ということで10週連続で値上がりしています。

こうした中、かつては幹線道路などで多く見かけた、いわゆる格安スタンドがいま減りつつあるようです。その裏にはガソリン取引のある事情がありました。

ガソリン価格の高騰

神奈川県厚木市のガソリンスタンド。今週末から始まる10連休を前にドライバーからは、

きょうは連休も意識して。

他もちょっと見てみて、ここが安かったので、ちょっと多めに入れておこうかなと。

高くなっているから困る。

ドライバーの財布を直撃しているガソリン価格の高騰。資源エネルギー庁が発表した4月22日時点のレギュラーガソリンの1リットルあたりの平均小売価格は148円40銭と10週連続で値上がりしました。

この背景にあるのが原油価格の高騰です。代表的な指標であるWTI(ニューヨーク原油)の価格は去年末に1バレル42ドル台まで下落しましたが、世界的な需給調整により値上がりを続け現在は66ドル台まで上昇。半年ぶりの高値となっています。

また、アメリカが22日にイラン産原油の禁輸に踏み切ると発表し、値上がりに拍車をかけています。

世耕経済産業大臣は、

わが国の原油輸入に占めるイラン産原油の割合は現在約3%程度まで低下しているので量的な供給への影響は限定的と考えている。

石油元売り各社はすでに4月分からイラン産原油の取引を停止し、サウジアラビア産などに切り替えていますが、今後ガソリンの卸価格を引き上げる予定です。

格安ガソリンスタンド

ガソリン価格の上昇局面を迎えると行きたくなるのが周辺相場よりも安い格安ガソリンスタンドです。

22年前の1997年に撮影した埼玉県内の幹線道路沿いの映像。リッターあたり82円など安さを全面に出したガソリンスタンドが乱立していました。

4月24日、同じ場所に行ってみると・・・

廣海舞記者、

埼玉県の幹線道路沿いに来ています。このあたりには今でも多くのガソリンスタンドがありますが、レギュラー価格1リットル138円。さらに向かいも138円とどこもほぼ同じ価格が掲げられています。

大手から小規模なガソリンスタンドに至るまで近くのガソリンスタンドはどこも同じ値段。なぜ、こうしたことになっているのでしょうか。

以前は原油を精製してガソリンなどの商品として販売する元売りが10社以上あり、自らの系列店で売りさばけないものを系列店以外の格安店などへ安く卸していました。

しかし、ここ数年で元売りの統合が加速。

いまではエネオスを展開するJXTGが市場のおよそ半分、今月統合したばかりの出光・昭和シェルグループが市場のおよそ3割を占め、この2つで市場の8割を占める寡占状態となっています。

石油業界に詳しい専門家は・・・

桃山学院大学の小嶌正稔教授は、

元売りが合併することで市場に出回っていた系列を通さない製品が減少。

価格競争が起こりにくくなっている。それが大きな原因だと思う。

統合によりグループが巨大化し、系列以外に出るガソリンが急激に減少。その結果、格安店の減少につながっているのです。

こうした中でイランなどの政治情勢から原油価格が高騰。ガソリン価格の上昇はしばらく続きそうです。

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