一般社団法人野菜がつくる未来のカタチ
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外出を控える動きは新たなビジネスの芽も生んでいます。
千葉県山武市のキャンプ場。
車から降りてきた1人の男性、鳥海孝範さんです。
キャンプ場のスタッフに案内された先には…
有野実苑オートキャンプ場の鈴木智子さん、
畑はこの辺、キャンプのお客様が、、野菜を収穫体験する。
こちらのキャンプ場では農業体験のため常に10種類ほどの野菜を育てています。しかし外出自粛の影響で利用客が7割も減り多くの野菜が廃棄されています。
せっかく育てた野菜がその場でダメになるのを見ることほど悲しいことはない。
鳥海さん、この野菜を救おうというのです。
鳥海さんは去年の台風15合で被災した農家を支援するため「チバベジ」を設立。
規格外の野菜などスーパーでは売れないものを独自に販売してきました。
今日はズッキーニになります。
キャンプ場で受け取ったのはズッキーニ20本、1本100円で買い取りました。
農家を回って新型コロナの影響で販路を失った野菜を集め販売するためです。
カブとセルバチコ。
こちらはフリルレタスというあまり見ない野菜
歯ごたえやフリフリ感が強い。
こうした野菜の販路を広げようと新たな取り組みを始めていました。それは…
シェフの桑名広行さん、
始めていきますね。
葉と実を分けるのでちょうどここでカットします。
鳥海さん達が始めたのはオンライン野菜教室。授業で使う野菜は事前に送ります。
講師を務めるシェフも新型コロナの影響で店が休業などに追い込まれた人たち。
この日は揚げ野菜。行き場を失った野菜をフル活用したレシピを教えてくれます。
こんな感じ。
グーグー!
オンライン料理教室の価格は野菜とセットで1,880円から。
この取り組みを今後も続けていくつもりだといいます。
もうかるようなビジネスではないが野菜の価値を分かってもらうことが仕事なので。
食べてもらうなどいろんな価値に変えていきたい
琴平バス株式会社
[blogcard url="https://www.kotobus.com/"]
一方、オンラインに商機を見出す動きは他の業界でも。
香川県のバス会社を訪ねると使われていないバスがずらりと並んでいました。
琴平バスの楠木泰二朗社長、
観光バス事業は3月以降ほぼキャンセルになり売り上げも立たない状況が続いた。
そこで生き残りを賭けてある取り組みを始めました。
ドライバーの格好をしたこちらの女性、手には手作りのハンドルが。一体何が始まるのでしょうか?
琴バスオンラインバスツアー。
大歩危・祖谷の旅に参加いただきありがとうございます。
実はこれ日本初というオンラインバスツアー。
ビデオ会議システムを使って観光地を案内するもので、この日は徳島県に向かうツアーです。
参加者には事前に旅のしおりとツアー中に食べる地元の名産品。そして雰囲気を盛り上げるシートベルトが届きます。
出発しまーす。
旅の目的地は日本三大秘境のひとつ徳島県の祖谷です。
画面に映し出されるのは事前に撮影された車窓の風景。
「大歩危」「小歩危」とは何かよく聞かれます。
絶壁であることほ「ほけ」「はき」「ぼけ」と呼ぶんです。
地元ガイドの説明を聞きながら目的地へと向かいます。
バスツアーの定番、クイズコーナーや土産物屋を巡りながら食べる時間も。
そして目的理に到着です。
いよいよ渡りに行きたいと思います。
旅のクライマックス、祖谷のかずら橋。
ここからはライブ映像。地元の自治体職員がスマホで撮影しながら実際に渡ります。
さらに、
はい、チーズ。
オンラインで集合写真まで。
ツアー時間は1時間半、お土産代も含めて料金は4,980円。
遠出できない状況の中、気軽に参加できて行った気になれる。
参加してよかった。楽しかった。
次回は本当に行ってみたいと思えるところが良かった。
予想以上の反響を受けて従来のバスツアーが再開した後も定期的に続けていく予定だといいます。
お試し観光のような形でこのオンラインツアーを使ってもらい、コロナの収束後に実際の来訪につなげていく。
地域プロモーションの観点でもすごく有効な手段になると思う。