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[WBS]カリスマ経営者ベゾス氏退任!アマゾン今後の行方は…[アマゾンジャパン合同会社]

2021年7月6日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

IT大手、アマゾンの時価総額は上場以来ぐんぐん上がり、現在はおよそ190兆円と実に3,800倍ほどになりました。

27年前にアマゾンを創業し、世界トップレベルの企業へと成長させたジェフ・ベゾス氏が5日にCEOを退任しました。まだ57歳のカリスマ経営者、べゾス氏はこれから何を目指すのか、そしてアマゾンは今後どうなるのでしょうか。

アマゾンジャパン合同会社

今後は自ら手掛ける宇宙ベンチャーに注力すると見られるベゾス氏。

宇宙旅行に行くのは人生を通しての夢だからだ。
私にとって重大な旅になる。

2週間後の7月20日、長年の夢だった宇宙へと飛び立ちます。

夢を叶える原点、27年前、当時30歳のベゾス氏はこの家でアマゾンを創業しました。

この頃、発売されたのがWindow95。インターネットが一気に広がります。この大変革を捉えたのが若きベゾス氏でした。

ジェフ・ベゾス氏

ネット通販は時間を節約できるのが一番のメリットだ。
買い物の面倒が一切なくなる。

書籍販売を振り出しにお客様の望むものを何でも買えるECサイトを目指したアマゾン。

ジェフ・ベゾス氏

Amazon.co.jpのジェフ・ベゾスです。

2000年には日本にも上陸し、人々の生活を一変させました。

ベゾス氏は成功の秘訣をテレビ東京に語っていました。

ジェフ・ベゾス氏

アマゾンをシンプルに言い表すなら「地球で最もお客様中心に考える会社」。
私たちの顧客主義は自分たちができることを考えて動くのではなく、お客様が何を求めているかを把握し、その後でどうやれば提供できるかを考える。
「逆周りの思考」と言っている。

一方、2006年にはクラウド事業のAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)をスタートさせ、企業向けのビジネスでも成功を収めます。

ジェフ・ベゾス氏

新型コロナによりクラウドの時代が数年早く来た。

後任のCEOにはクラウド事業を立ち上げ、ベゾス氏の影のアドバイザーとも呼ばれるアンディ・ジャシー氏が就任しました。

ただ、ベゾス氏はアマゾン株の10%ほどを所有し、取締役会長としてとどまります。

今後、ベゾス氏の影響力はどうなるのか?

立教大学ビジネススクール
田中道昭教授

度合いが変わるだけで引き続き重要案件は会長として関与し続ける。
それ以外は権限を移譲する。
これまで以上にスピーディーな経営がアマゾンの中で展開される。

そして、クラウド事業AWSを立ち上げたジャシー氏が新CEOに就任したことが今後の成長のカギを握るといいます。

立教大学ビジネススクール
田中道昭教授

これからのアマゾンはAWS(クラウド事業)が中核になってくる。
中でも製造業とヘルスケアのDXにより力を入れてくるだろう。
巨大産業のDX(デジタルによる変革)という大きな機会が待ち構えている。
さらに成長することが期待されている。

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