
さまざまな料理が並んでいます。エビやタイを使った色鮮やかなひとくちサイズの押し寿司に銀座の老舗レストランのロールキャベツ、ほかにもスイーツに中華、大きなエビの天ぷらも目を引きます。これらは全て冷凍食品です。新型コロナの影響で中食需要が拡大する中、この好調な市場をさらに掴もうと8月30日に日本最大級の冷凍食品専門店がオープンしました。
進化系冷凍食品が続々!イオン 国内最大級専門店
田中瞳キャスター

イオンが新たに展開する冷凍食品の専門店です。
日本最大級の規模ということで奥の方までずらりと冷凍食品が並んでいます。
イオンが新業態として8月30日にオープンした冷凍食品専門店「@FROZEN」。取り扱う冷凍食品の数はおよそ1,500品目に上ります。
田中瞳キャスター

馴染みのある手ごろな冷凍食品から本格的なフレンチレストランのメニューも冷凍食品になっています。
有名店が作ったフレンチのほか、韓国の参鶏湯やスイーツのマカロンまでさまざまな冷凍食品が並びます。
さらに…
田中瞳キャスター

食品だけではなく日本酒もあります。本格的な日本酒が凍っています。
一般的な冷凍庫の20倍の速さで凍らせるという特殊技術を使った日本酒。酒蔵で飲むしぼりたての味を楽しめるといいます。
田中瞳キャスター

日本酒のお米の旨みというのがギュッと凝縮されて口の中でフワッとほどけるように香っていきます。
技術の進歩でこれまで実現が難しかったものも次々と冷凍食品になっているのです。
オープン初日の8月30日は長蛇の列ができました。
お客さんは…
お客さん

ストックとして冷凍食品があるのは便利。
値段に比例しておいしいものはおいしい。
お客さん

毎日、朝、昼、晩の献立に困っている。
2人の時はこれでいいかと、最近おいしいので冷凍食品。
イオンの冷凍食品はこの3年間で売上が3割増加しました。バリエーションを増やすことによって共働き世帯や忙しい主婦層だけでなく、シニアや若者にも購買層が広がりました。
イオンリテール
西野克執行役員

数年間のお客様の冷凍食品に対する期待が従来の「便利さ」「簡単さ」からより本格的なおいしさに拡大している。
まだまだ市場は拡大する。
冷凍食品の市場規模は右肩上がり。おととしは緊急事態宣言の影響があり落ち込みましたが、去年はコロナ禍で家での食事が増え、販売額が増加。この先もこの傾向は続き、市場は拡大する予測となっています。
進化系冷凍食品が続々!銀座"老舗の味"を再現
この市場に大手百貨店も狙いを定めます。
松屋銀座が8月30日に報道陣に公開したのは…
松屋銀座本店
冷凍食品担当課長
今井克俊さん

こちらがあすオープンの冷凍食品コーナー。
銀座の名店をはじめレストランの味を家で楽しめるハイスペックな冷凍食品売り場。
地下2階の食品売り場に作られた「ギンザ フローズン グルメ」。高品質にこだわった料理やスイーツなどおよそ350種類を販売します。
老舗中華料理店「銀座アスター」の海老のチリソースはおよそ1,900円。三ツ星シェフが監修した奥出雲和牛のプレミアムローストビーフはおよそ1万2,000円です。
特に力を入れたのが地元銀座の老舗飲食店の商品です。
松屋銀座本店
冷凍食品担当課長
今井克俊さん

銀座の店全体が活性化できることに貢献できるのが一番うれしい。
その一つがロールキャベツ。湯煎で温めるだけで店で食べるクオリティを100%再現できたといいます。どうやって実現したのでしょうか。
店内で提供するのと同じようにロールキャベツをトマトソースで柔らかく煮込んでいきます。
社長の竹田大作さんが案内してくれたのは…
銀座 日東コーナー 1948
竹田大作社長

もともとは客席。客席をつぶした。
部屋の中にあるのは急速冷凍機。ロールキャベツを1時間ほどかけて急速冷凍します。
銀座 日東コーナー 1948
竹田大作社長

キャベツは繊維質があるので通常の冷凍だと繊維が壊れてキャベツがドロドロになってしまう。
急速冷凍にかけると店と全く同じ味が食べられる。
再現性は100%。
コロナ禍でイートイン以外での売上げを得ることが急務と考えた竹田さん。今年、店内に冷凍食品を作る部屋を新設しました。
今回、松屋銀座での販売に大きな期待を寄せています。
銀座 日東コーナー 1948
竹田大作社長

今まで店内でしか商売ができていなかったが、流通網を確保できたことで来店しなかった人たちにアピールできてすごく意義がある。