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[WBS]追跡 電化製品に異変?「品切れ」「生産終了」のワケは[新日本無線株式会社]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

パソコンにエアコンや洗濯機など私たちの生活に欠かせない電化製品ですが、なかなか手に入らなくなる事態が起こるかもしれません。

一体なぜなんでしょうか。

新日本無線株式会社

新日本無線(NJR)
新日本無線(NJR)のオフィシャルサイトです。

都内の自動車用品の専門店「A PIT オートバックス東雲」を訪ねると・・・

品物が少ない状態になっている。

カーナビやカーオーディオのコーナーのいたるところに品切れ中との札が。

困るな。今までこんなことない。

一体ナゼ品切れ?

A PIT オートバックス東雲の山本崇人さん、

半導体の供給が安定していなくて。

理由は半導体。

家電量販店「ビックカメラ有楽町店」では・・・

電話機に"売りつくし"の文字が。

こちらも半導体不足が理由で生産を終了し、販売は現品限りとのこと。

さらに夏場に欠かせないエアコンも、

半導体の調達が難しくなり、今後の製造の見通しが立ちにくくなっている。

実はいま家電などに油買われる重要な部品、半導体が不足し、生産への影響が出てきているのです。

なぜ不足しているのでしょうか?

半導体の製造工場「新日本無線」を訪ねました。

「防護服を着ているが?」

新日本無線の野邉和重専務、

中がクリーンルームになっていて、ごみを非常に嫌う。半導体の加工工程は。

工場内は髪の毛の100分の1程度のホコリも入らないよう厳重に管理されています。

特別にクリーンルームの中の様子を撮影してもらいました。左右にずらりと並ぶ製造装置の中で半導体が作られています。

ウェハーと呼ばれる薄い円盤。

薄く入った線は電子回路です。

それを何重にも焼き付け、カットします。そして1つ1つを切り離して・・・

この先についているのが1.5ミリという非常に小さいサイズの半導体です。

1つの円盤から作られる半導体は1万個。

完成までには3~4ヵ月かかるといいます。

工場はフル稼働だが受注に対して生産が追いついていない。

装置はいっぱい。増産にはクリーンルームの拡張が必要。工事期間がかかる。

受注が殺到している半導体。一体どんな役割を果たしてるのでしょうか?

こちらの掃除ロボットで見てみます。

中を開けると・・・

新日本無線の大道貴志さん、

家電にはメインの基盤がある。その中の黒い四角いもの、これが半導体。

黒いもの全てが半導体です。

半導体とは電気を通す銅やアルミなどの導体と電気を通さないゴムなどの絶縁体、その両方の性質を持つ物質で電気を必要な大きさに変えることができます。

例えば掃除ロボットの場合、コンセントからまずバッテリーに電気が流れます。

そしてほこりを取るセンサーには2V、障害物を避けるセンサーには3Vなど動作に合わせて電気の量を調整する役割を担うのが半導体です。

電気を使う製品には不可欠なもので、公正の高性能な家電になればなるほど多くの半導体が必要になるのです。

車だと5,000個以上使われているものがあります。

「これほどの数の半導体は必要?」

今はセンサーだらけになっていて、数が増えているから半導体も増えている。

急速に進むデジタル化に加え、新型コロナによる巣ごもり需要でパソコンなどを購入する人が急増。

そこに半導体大手のルネサスエレクトロニクスの工場火災が追い打ちをかけ、半導体不足に拍車がかかりました。

こうした状況に打開策はあるのでしょうか?

梶山経済産業大臣、

国内の最先端半導体の製造基盤を持つことは重要であると考えている。

今月上旬、政府は半導体産業の強化を国家事業と位置づけた新戦略を決めました。

米中対立が半導体の覇権争いに発展する中、世界的な半導体メーカーを抱える台湾や韓国、ヨーロッパも参戦。韓国は1兆円以上の資金を投じた技術開発やメーカーの囲い込みに躍起になっています。

しかし日本が現在、確保している予算は技術開発に充てる基金2,000億円ほど。

半導体に詳しいインフォーマインテリジェンスの南川明さん、

半導体の最先端の工場を1つ建てるだけでも1兆円近くかかる。

もう少し予算をつけないといけない。

日本経済新聞によると半導体製造の世界最大手、台湾のTSMCが初めて日本で半導体の工場を建設する検討に入りました。

その場所は熊本県だといわれています。

TSMCに問い合わせてみると・・・

「計画はあるか?」

今はノーコメントの状態だ。もし計画が決まったら公式に発表する。

最先端技術を誇るTSMCの誘致が実現すれば日本の半導体不足の解消につながるのでしょうか。

ただ来てもらえれば日本の半導体産業の強さが復活するわけではない。

半導体の材料と装置の分野は世界の中でも日本はトップクラス。

技術の進化のためには一緒に開発していくことが必要。

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