[ガイアの夜明け] テーマパーク「春の陣」!(1)

 テーマパーク「春の陣」!

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レゴランド・ジャパン(LEGOLAND® Japan)

3月1日、名古屋市港区。ここに全く新しいテーマパークが誕生しようとしていました。

レゴランド・ジャパン」です。

この日はプレオープン。開園を待ち望む長蛇の列。

いっぱい楽しんできてね。

ゲートをくぐると出迎えてくれるのは巨大な恐竜。よく見るとブロックで作られています。

子供たちが乗り込んだ車もレゴ。巨大なワニも。園内にはレゴブロックの作品が約1万点もあるといいます。

乗り物などのアトラクションは40種類以上。

本当にカラフル。レゴらしさが出ていてすごくいい。

見たり乗ったりできるだけではありません。レゴブロックを組み立てて遊ぶこともできます。

そして、こんな体験も、

車が動くために大切な3つの力。何だったか覚えている?

摩擦力。

そう摩擦力。すごいね。

ブロックを組み立てながらモノの仕組みを学ぶことができるのです。

運営責任者のオペレーションディレクター、夏山桂三さん(59歳)。あのUSJを人気のパークにした1人です。

自分で何か物を作って、その楽しさを味わってもらう。そういうところが他のパークと違う。

日本初上陸のテーマパーク。世界をまたいだオープンまでの舞台裏を追いました。

レゴ・グループ本社

デンマーク西部の町ビルン。人口約6,000人の田舎町を行くと何やら見覚えのある巨大なブロックが置かれています。

レゴ・グループ本社はこの町にあります。

受付にある大きな看板もよく見るとレゴブロックでできています。オフィスにもそこかしこにレゴの模型が置かれています。

社員のロア・トランバックさんに名刺を差し出すと、渡されたのがレゴでできた名刺です。

僕のはこれ。そこに名前があるでしょう。顔と髪型が似ていると思うんだけど、どうかな?

本社にある工場。金型からブロックが次から次へと出てきます。

いまやレゴは世界140ヵ国以上で販売。売上も約6,200億円と世界最大級のおもちゃメーカーです。

レゴは1932年、素朴な木のおもちゃのメーカーから始まりました。

その後、プラスチック製のブロックを手掛け世界的なヒット商品に。

「ブロックでこんなことまでできる」。それを見せるためにつくったのがレゴランドです。

そのレゴランドがいよいよ日本に上陸します。

レゴの親会社「キルクビ」のサーン・トループ・サーセンCEOは、

レゴは長年、日本でも人気なので次のレゴランドを日本につくることは当然の選択です。このパークは日本の皆様にこれまでにない楽しさをお届けするでしょう。

夏山桂三さん

2016年10月、名古屋のレゴランド・ジャパン。急ピッチで建設工事が進んでいました。

ツタンカーメンがモチーフの巨大モニュメント。もちろん全身レゴブロックでできています。

設置の様子を見守っているのがレゴランド・ジャパンの運営責任者、夏山桂三さんです。

入り口辺りにシンボルとしてレゴで作っているものがある。中に入ってみたいなと思いますよね。わくわく感を作っていく一つの手段。

広大な施設の管理からスタッフの教育まで全てを取りまとめる夏山桂三さん。実はユニバーサル・スタジオ・ジャパンの元幹部。テーマパーク運営のプロフェッショナルです。

60歳ちょっと前でもう一回頑張れるんじゃないかと。人生の中でテーマパークが大好きで自分の持っているものをぶつけてみようと。

世界規模のテーマパークで唯一日本に上陸していなかったのがレゴランド。ここを人生の集大成にするつもりです。

その夏山桂三さんがパークの目玉と考えている施設があります。中に入ってみると不思議な空間が。

レゴでできた「宝物」。

丸い壺に武器や器、宝箱、さらに海の神様ネプチューンも鎮座しています。

海底帝国の入り口がレゴランドにあったというストーリー。

レゴブロックで海の底に広がる帝国を表現しようというのです。

その海底帝国に水が注がれました。満水まで丸3日。果たしてどんな帝国ができあがるのか?

社員一期生

11月上旬の名古屋市。

この日はレゴランド・ジャパンの内定式。約120人が社員一期生となります。

その内の10人ほどが別の場所に集められました。

あなたはレゴランドでどんな仕事がしたいですか?

オペレーション部で働きたいです。お客様にいいサービスをしたいからです。

互いに英語で自己紹介。英語ができる彼女たちに夏山桂三さん、ある任務を託します。

海外に行く準備はバッチリですか? まずは皆さん楽しんでください。その楽しさをどうやったら日本に伝えられるか考えていきましょう。

オープン前の研修のため彼女たちを海外のレゴランドに送り込もうというのです。

その1人、小林彩香さん(23歳)。

レゴランドというテーマパーク自体がどんなものか、まず自分でしっかり体感して全部日本に持ってきて日本や海外から来た子供たちも楽しめる日本のレゴランドをつくりたい。

レゴランド・カリフォルニア

12月上旬。アメリカのカリフォルニア州カールスバッド。

ここにレゴランド・カリフォルニアがあります。

そこでスタッフの新人研修が行われていました。小林彩香さんたち日本勢の姿もあります。

レゴランドでは普通のあいさつじゃダメなんだ。スキンシップには3つの方法があってグーでタッチしたり、握手したり、それからハイタッチ。こうすればお客様とぐっと近づける。

まずはお客様との触れ合い方を学びます。

続いては現場での研修。コースターの操作に挑戦します。

小林彩香さん、ちょっと緊張気味。

親指の合図で確認したら、このボタンを押して。

黄色と緑ですか?

そう、それを押して。

忘れないようにすかさずメモを取ります。親指を立てて安全確認。

親指を立てて安全確認はしているけど、英語に集中しながらやることが多すぎて一緒にやるのが大変。

何より大切な安全を確認。そして子供とのふれあい。身をもって覚えていきます。

小林彩香さんたちの宿泊先。夜遅くまで勉強です。

実は密かに背負っているものがありました。

来たかったけど来られなかった人もいるし、同期の人にも伝えなければならない。私しか学べないからすごいプレッシャー。

翌日、小林彩香さんが研修を受けるのは「ドラゴン」というアトラクション。レゴランド・ジャパンにも導入される予定です。これを担当したいと小林彩香さんは思っていました。

みんなリラックスして旅を楽しんで!

アトラクションを盛り上げるマイクパフォーマンス。これもスタッフの重要な役目です。

やってもいいですか?

セリフも自分で考えます。

いざ挑戦!

お帰りなさい。乗り物が止まったら足元に気を付けてお帰りください。レゴランドでいい1日を!

まだまだぎこちない仕事ぶりですが3週間みっちり研修を積んでいきます。

ビルダー

同じ頃、カリフォルニアにあの夏山桂三さんもやって来ていました。

訪ねたのはある施設。工場のようですが・・・。

ここは世界のレゴランドに展示する作品を組み立てる工房です。作るのはビルダーと呼ばれるプロの職人たちです。

使っているのは市販のブロック。75色、1万5,000種類です。

これは日本のものに違いない。

「キヨミズデラ」です。

約13万個のブロックで作られる京都の清水寺。名古屋のレゴランド・ジャパンに日本の町並みを再現しようとここに頼んでいたのです。

日本の建築物は難しい?

屋根が難しい。「反り」があるから。

屋根の反りを忠実に再現。鬼瓦も再現します。

夏山桂三さん、出来栄えを厳しくチェックします。

レゴランドはレゴでこういうものを展示したい、ということからスタートした。これが全てレゴでできている。そのクオリティー感をお客様に見てほしい。

一体、どんな町並みができあがるのか?

熱帯魚

1月、レゴランド・ジャパンに1台のトラックがやって来ました。

荷台に積まれていたのは、なんと熱帯魚。オーストラリアから30時間かけて運ばれてきました。

4人がかりで運んだのは体長1.7メートルのサメでした。これで役者が揃いました。

プレオープン

そして3月1日のプレオープン。

「ドラゴン」というアトラクションにはあの小林彩香さんの姿が。カリフォルニアでの研修の成果がいよいよ試されます。

お待たせしました。ドラゴンとの冒険の始まりです。スリルある空の旅へいってらっしゃい。

堂々としたマイクパフォーマンス。研修の成果です。

子供たちとのハイタッチも忘れません。

みんな楽しそうに出てきてくれたので嬉しかった。レゴランドで働くプロフェッショナルとして頑張っていきたい。

一方、家族連れが向かうのは「MINILAND」というエリア。

レゴブロックでできた日本の町並みが広がっていました。

レゴのトラックが雷門を横切ります。使われたブロックはなんと1,000万個以上。

ある家族が記念撮影のバックに選んだのはあの清水寺でした。

よくできますよね。

これ作るの大変だな。

海底帝国

パークの運営を取り仕切る夏山桂三さん。目玉のアトラクションを完成させていました。

入り口にはひときわ長い行列が。

お客様が次々と何かに乗り込んでいきます。レゴブロックのような黄色い乗り物。水の上に浮かんでいました。

その中から見えたのは、

サメだ。あそこ。

レゴブロックで作られたあの海底帝国です。

こっちすごい!レゴが。

魚たちがレゴの世界を彩ります。

幼い子供も思わず身を乗り出しました。

お魚さん見えた?

もう1回見たい!

正式オープンは4月1日。夏山桂三さん、手応えを感じたようです。

この日を迎えるために頑張ってきた。お客様の笑顔が自分にとって糧。お客様が喜んでくれて良かった。

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