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[WBS]株価上昇!恒大集団の不安和らぐも債務不履行の懸念は払しょくできず[恒大集団]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

9月24日の日経平均株価は取引開始直後から大きく上昇し3営業日ぶりに3万円台を回復しました。

中国の不動産大手「恒大集団」の債務不履行の懸念がひとまず薄れたことが背景にあります。

ただ問題が解決したわけではありません。恒大集団は急激な事業の多角化を進めていて、日本にもその小会社がありました。

恒大集団

https://www.evergrande.com/

木下幸太郎記者。

中国の恒大集団をめぐり今週900円近く下げていた日経平均株価は今日は600円以上の大幅な上昇となっています。

9月24日、節目の3万円台を回復した日経平均株価。

中国の恒大集団が巨額の債務を抱えている問題を受け今週は900円近く下落していましたが、その恒大集団が一部の社債の利息の支払いを行うと発表したことで投資家の不安が薄れ、株を買い戻す動きにつながりました。

しかし9月24日の朝、広東省深圳の恒大集団の本社では・・・

北京支局の北原啓佑記者。

午前7時過ぎです。恒大集団の本社ビル前に警察車両がやって来ました。

安心感が広がる日本の株式市場とは裏腹に債権者らによる抗議でも備え9月24日も厳重な警戒態勢が続いていました。

巨額債務を抱える恒大集団。期日通り利払いを実行すると発表したのは人民元建ての社債のみ。海外メディアはドル建ての社債の利息、日本円でおよそ92億円についてはいまだ支払われていない模様だと伝えています。

混乱が続く中、恒大集団本社で働く社員がテレビ東京の取材に答えました。

日本のメディアはわれわれに関心があるようだ。

日本のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がわれわれに投資しているからだろう。

「米ドル社債の利払いはどうなった?」

市場でいろいろとうわさされているが私が答えられることはない。

何かあれば正式に発表する。

ドル建て社債の未払いには30日の猶予期間が設けられていますが、その間に利息は支払われるのか債務不履行の懸念はくすぶったままです。

恒大集団の社債がふくらんだ要因は不動産事業だけではありません。

急激な事業多角化もその一因。EV(電気自動車)にも参入し、それを担うのが恒大新能源汽車です。

今月公開された映像では開発中の自動車が砂埃を上げて走っています。

ホームページにもさまざまなタイプの車が並んでいます。

しかし・・・

私の後ろに見えるビルは恒大集団グループの自動車会社です。立派なビルに入っていますがまだ自動車は1台も販売していません。

今年から量産する計画でしたが延期。まだ販売実績はありません。

このEV事業の関連会社が日本にも。

山本康平記者。

こちらのビルに恒大集団の関連企業が入っています。電気自動車の電池の開発などをしているということです。

電気自動車用の電池開発をする研究施設。日本や中国の技術者を中心に数十人が勤務していて、テニスコート5面分のワンフロアを全て借り上げているといいます。

取材を申し込みましたが中国の本社を通してほしいと撮影は認められませんでした。

同じビルの関係者はこの企業について・・・

研究施設にするためかなりお金をかけクリーンルームなどを準備していた。

去年の春に運用を始めて今も稼働はしているようだ。

ただ恒大集団のEV事業は赤字続きとなっていて今後の先行きは見通せない状況のまま、資金繰りのため売却相手を探していますがまだ見つかっていません。

恒大の巨額負債問題で浮き彫りとなった中国の不動産をめぐるリスク。

中国のシンクタンクによると恒大集団のように債務の比率が高い不動産企業はほかに10社あるといいます。

仮に複数の企業で債務問題が連発していけば中国の経済成長にとって大きな打撃になりかねないと専門家は懸念します。

大和総研経済調査部の齋藤尚登主席研究員。

中国の不動産は付加価値ベースでGDPの7%程度を占める。

不動産全体が10%のマイナスに陥ると成長率が0.7ポイント押し下げられる。

2021年に8%成長は固いと誰もが思っていた。

それが8%割れという事態も想定しないといけない。

ただ中国の景気が下振れても政府にはまだ打つ手があると指摘します。

政策対応の余地が大きいのが中国経済の強み。

いま預金準備率が8.9%なのでこれを下げることで企業に資金を提供できる。

景気が大きく下振れしていく想定にはならない。

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