[がっちりマンデー] 「シチズン時計株式会社」を大特集!!(2)

「シチズン時計株式会社」を大特集!!

シチズン時計株式会社

厚さ3ミリ時計を手で作る職人!

さて、シチズンではミヨタ佐久工場とは全然違う方法で時計を作っている工場があります。

そこで長野県飯田市にある飯田工場へ。

シチズン飯田工場の光澤和晃工場長。

手作業を中心とした高価格帯の時計の生産工場です。

「おいくら?」

10万円から100万円の時計を作っております。

この工場では1個70万円もする「エコ・ドライブ ワン」や1本120万円もする「カンパノラ」といった高額時計をおよそ500人もの時計職人が毎日手作業で組み立てているんです。

すると・・・

「アレなんですか?」

この現場で非常に重要なものを組み立てるエリアです。

なぜかこの一角だけ木彫りの高級感漂うスペース。

一体ここは?

ここはマイスターと呼ばれる熟練の職人たちの組み立てエリアです。

シチズンの時計職人500人の中でたった24人しかいないマイスターと呼ばれる達人たち。

ここではさらに高額な時計を職人技で仕上げています。

荒井寛子さん

「時計づくりは何年ぐらいですか?」

40年になります。

実はこの方こそがマイスターの中でも1人しかいないスーパーマイスターの荒井寛子さん。

昨年、ものづくり大賞を受賞したスゴい人。

では、どれほどのスゴ技なのか!?

今回、組み立ててもらうのはこちら!世界一薄い厚さ3ミリの高額腕時計「エコ・ドライブ ワン」。

ムーブメントの厚さに至ってはたった1ミリ。

その中に入るパーツ数は85点。ということは、

右側が一番小さい部品のネジになります。

なんと長さたった0.7ミリのネジなど、極小で極薄な部品ばかり。

それでは組み立てスタート。

まずは厚さ0.4ミリのパーツから。

工具で土台となる部品をちょっとでも傷つけてしまうとアウト!

さぁ、うまく出来るか・・・

ヒョイッとあっさり乗せちゃった。さらにコイルもヒョイッと!

「見えてます?」

はい!

なんと顕微鏡なしでもピタッと乗せた。さすがスーパーマイスター!

この組み立て作業で大事なポイントは、

部品のつまみ方が大事ですね!

荒井さん曰く、薄くて小さい部品ばかりなので、部品をつまむ場所、力加減をほんのわずかでも間違えると部品に傷がついたり、曲がったりしてしまうという繊細な作業。

こうして10分ほどで厚さ1ミリのムーブメントが完成。

そして、時計づくりの中で特に難しいといわれている組み立てが時計の針つけ。

2ミリにも満たないわずかな隙間に時計の針を2本も取り付けるという。

針同士はもちろん、文字盤にも針が絶対にぶつかってはならない。

「時針と分針の間は?」

100ミクロン(0.1ミリ)ですね。

なんとわずか0.1ミリ。

荒井さん、躊躇することなく時針を特製の器具でグッと押し込んだ。

そして間髪入れずに分針用の針も臆することなくしっかり軸にはめました。

果たして2本の針は真っすぐ平行になっているのか?

時計の針を真横から見てみると、文字盤と分針の間、分針と時針の間、どちらも真っすぐ平行になっている。まさに匠の技。

しかも1日20~30個も組み立てちゃうんだといいます。

シチズンの時計は匠の技でがっちり!