今日は「世界保健デー」です。
68年前の1949年4月7日に世界保健機関(WHO)が発足しました。
WHOは、世界保健機関憲章によって設立された国連の機関です。
世界保健機関
世界保健機関(WHO)は人間の健康を基本的人権の一つとして設立された国際連合の専門機関です。
本部はスイスのジュネーブに置かれています。
世界保健機関(WHO)の活動目的は
- 世界保健機関憲章第1条「すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的とする
- 情報の収集公開や国際基準の設定
- 多国間協力の推進
- 災害時緊急対策
- 感染症対策
- 都市に住む人の健康を守り、生活の質を向上させるため、WHO健康都市に対する取り組みの推進
天然痘(てんねんとう)
天然痘は世界保健機関(WHO)が撲滅を宣言した感染症です。
天然痘は非常に強い感染力を持ち全身に膿疱ができる感染症でした。
治癒しても瘢痕を残すことから、世界中で不治の病、悪魔の病気と恐れられてきた感染症です。
その大きな感染力、高い致死率のため、国や民族が滅ぶ遠因となった事すらあります。
1958年に世界保健機関 (WHO) 総会でソ連の生物学者ヴィクトル・ジダーノフの提案によって全会一致で「世界天然痘根絶決議」が可決されて根絶計画が始まりました
世界保健機関 (WHO) は天然痘患者が発生すると、その発病1か月前から患者に接触した人々を対象として種痘を行い、ウイルスの伝播・拡散を防いで孤立させる事で天然痘の感染拡大を防ぐ方針をとりました。
これにより天然痘は激減。
1977年のソマリア人青年を最後に自然感染の天然痘患者は報告されず、3年を経過した1980年5月8日、世界保健機関 (WHO) は地球上からの天然痘根絶宣言を発するに至った。
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