今日は「スチュワーデスの日」です。
エア・ガール
85年前の1931年3月5日に東京航空輸送が実施した日本初の客室乗務員の採用試験の結果が発表された。
応募者は141人で、3名の方が合格しました。
当時は客室乗務員のことをエア・ガールと呼ばれていました。
東京航空輸送が新聞に出した採用広告には
「エアー・ガールを求む。東京、下田間の定期航空旅客水上機に搭乗し、風景の説明や珈琲のサービスをするもの、容姿端麗なる方を求む。希望の方は2月5日午後2時、芝桜田本郷町飛行館4階へ」
と書かれていました。
採用された3名は、4月1日から勤務します。
搭乗機は旅客6人乗りの水上飛行機。
あまりの狭さと薄給で、4月29日には全員がやめてしまいました。
客室乗務員の呼び方
東京航空輸送が名付けたエア・ガール。
この名称は和製英語で日本以外では使用されることはありませんでした。
その後、船舶で使用さていた名称が使用されるようになります。
その名称が女性が「スチュワーデス」、男性が「スチュワード」です。
1980年代に入ると性別を問わない名称「フライトアテンダント」が使用されるようになります。
この和訳の「客室乗務員」という言葉が正式にされるようになりました。
日本航空においては1998年9月で「スチュワーデス」という呼称は廃止されました。
現在では「キャビンアテンダント」の名称で呼ばれることが多いですが、国際的には「キャビンアテンダント」の名称での呼ばれ方は少なく「フライトアテンダント」の名称が使用されています。
日本航空株式会社(JAL)では「アテンダント」、全日本空輸株式会社(ANA)では「スカイサービスアテンダント」とされています。
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