今日は「サイクリングの日」です。
7年前の2009年4月20日に日本サイクリング協会が制定しました。
スポーツ振興法でサイクリング奨励が定められたのをきっかけに、1964年のこの日、サイクリング普及のための団体として文部大臣から設立認可を受け任意団体から財団法人になったことを記念しています。
サイクリング
サイクリングは自転車に乗ること、自転車の利用全般をいう言葉です。
街中での食べ歩きや名所・旧跡巡りを楽しむ「散歩」的なサイクリングを特に散走やポタリングと呼ぶことがあります。
また、スポーツとしての長距離サイクリングや自転車旅行をツーリングと呼ぶこともあります。
サイクリングの形態によりさまざまなタイプの自転車が考案されており、道具を選び、道具を楽しむという側面もあります。
サイクリングの歴史
1870年代後半、イギリスで世界最初のサイクリング同好者の組織が誕生します。
日本でも1886年に結成された帝国大学の教員による「自転車会」など自転車クラブが設立されるようになり世界的にサイクリングが普及していきました。
日本では、自転車が当初富裕層の娯楽として受け入れられ、大正時代に普及が本格化すると業務や家庭の実用に供されました。
第二次世界大戦後、1950年代頃からサイクリングが野外での健康的なスポーツとして認識され始め、全国各地に同好クラブが設立されるようになります。
特に1954年、荷物を載せるための運搬車ではなく人が乗るだけの軽快車やディレーラーを備えたスポーツ車が現れるようになり、サイクリングが流行します。
これを受けて日本サイクリング協会が結成され、ボランティアの普及活動が始まりました。
サイクリング向きの自転車は生産量がまだ十分でなく高価であったため貸自転車の利用が中心であり、また指導者が不足したことなどから短期間のブームに終わりました。
1961年のスポーツ振興法の制定により、自転車旅行・サイクリングは国民の健全なスポーツとして国が奨励するものとなります。
1964年の東京オリンピック開催に向けスポーツ自転車の研究が進み、第2次サイクリングブームが起こります。
また1964年には財団法人日本サイクリング協会(Japan Cycling Association, JCA)が発足。
1966年にはスポーツ車の需要急増に伴い、生産が大幅に増加します。
1967年10月10日には、日本で初めてのサイクリング用道路、神奈川県青少年サイクリングコース(金目川サイクリングコース)が開通します。
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