今日は「ボウリングの日」です。
「ボウリングの日」は155年前の1861年6月22日付の英字新聞「ザ・ナガサキ・ショッピングリスト・アンド・アドバタイザー」にボウリング場オープンの広告が掲載されたことにちなんだ日です。
44年前の1972年に日本ボウリング場協会が制定しました。
ボウリングの歴史
ボウリングは古くは宗教儀式として利用されていました。
倒すピンを災いや悪魔に見立てて、多く倒せれば、、その災などから逃れることが出来るという儀式だったそうです。
その歴史は紀元前5000年頃の古代エジプトのお墓から木製のピンとボールが発掘されたことから、その当時から似たような儀式があったとされています。
倒すピンの数や並べ方は地域や時代によって様々でしたが、中世ドイツの宗教改革の創始者、マルティン・ルターがピンの数を9本、並べ方をひし形に統一していくことで近代ボウリングのルールの原型になったといわれています。
この9本と決められたルールは「ナインピンズ・ボウリング」というスポーツとして宗教家の間で人気のスポーツになったそうです。
17世紀には多くの宗教家がアメリカに移住したことで、アメリカでもボウリングが盛んになります。
アメリカではボウリングをさらに面白くするためにピンの数を10本にして、並べ方も正三角形に変化していきました。
これが現在のボウリングになったといわれています。
日本の歴史
日本では江戸時代の1861年6月22日に、長崎市の大浦居留地に初めてのボウリング場「インターナショナル・ボウリング・サロン」が開設されました。
1970年前後にはスター・プレイヤーである須田開代子・中山律子らの出現などがきっかけとなって、数百メートルごとにボウリング場があったほどボウリング・ブームと呼ばれる流行ぶりを示しました。
日本国内のボウリング場は1972年に3697カ所にまでありましたが、それ以降は毎年減少し2015年現在844カ所にまで減っています。
遊びの多様化によるボウリング人口の減少及び、ブーム時に建てられた施設の老朽化が進み、耐震基準を満たさなくなって次々に廃業しています。
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