東京駅の構内。

連日行列ができると話題のお店があります。

3坪ほどの小さなお店。

そこで揚げていたのは…


Zopf
[blogcard url="http://zopf.jp/"]
何を揚げていたのか見てみましょう。

それは、カレーパンでした。

カレーパン
外側には粗めのパン粉、中にはカレーがぎっしり。1個324円。

カレーパン専門店「Zopf(ツオップ)」。今年7月にオープンしたばかりです。

1日になんと2,000個もカレーパンが売れるといいます。

カリッとして中はふわふわでおいしい。

サクモチ?サクッとモチッとみたいな。

実はこのカレーパン専門店を展開するのは、

店が松戸市にある。

うわさには聞いていたが行けなかった。

6年前にこのコーナーで取材した千葉県松戸市の住宅街にある有名店が展開しているのです。

再びそのお店を訪ねると…

いまも変わらず行列ができていました。

やはりお目当ては、
カレーパンが有名。

カリカリじゃなくガリガリ。

食べると口の中が痛いくらい。

ガリガリという食感のカレーパン。

この小さな店で毎日300種類作られるパンの中で一番の人気です。


カレーパンのこだわり
このカレーパンにはシェフの伊原靖友さんの実に様々なこだわりが隠されています。

やはりバランス。生地の配合、発酵方法、ルーの作り方、配合。

作り方を見せてもらいました。
生地は気温や湿度に合わせて発酵時間を毎日少しずつ変えています。

カレーのルーはパンに合うよう15種類のスパイスとひき肉を5時間煮込んだ自家製。

さらなるこだわりはルーの量と生地の量をほぼ一緒にすること。

カレーライスを食べてカレーが多過ぎたら喜ぶ人はあまりいない。

バランスが取れていないと。

そしてわざわざパン粉にするためのパンを焼いて粗びきに。

粗いパン粉だと長時間揚げても油をあまり吸わず独特の触感を生み出します。

こうして外はガリッとした甘めのパンに、中はジューシーでスパイスが口に広がる絶妙なバランスのカレーパンとなります。

東京駅
しかし、この味を東京駅の小さな店で再現するのは簡単ではありませんでした。

フライヤーしか置けないので発酵の工程は東京駅の店は無理。

東京駅出店の話からおよそ1年。試行錯誤の末に辿り着いたのが揚げる前の生地を5分間焼くという方法でした。

そうすると生地の発酵が止まり味を保ったまま運搬できるのです。
この方法で生地を工場で作り、東京駅の専門店へ。

わずか3坪のお店で本店と同じ味の出来たてカレーパンを1日に2,000個も提供できるようになりました。

ジェイアール東日本フードサービス株式会社
[blogcard url="https://www.jefb.co.jp/"]
東京駅の担当者も大きな期待を寄せています。
ジェイアール東日本フードサービス、柳田武博部長、
東京土産として定着するようにカレーパンを買って新幹線に乗るという風になってほしい。

食べたいけどなかなか買いに行けない。そんな有名店のカレーパンが東京駅の名物になる日が来るかもしれません。
