日本航空グループの格安航空会社ジップエア・トーキョーがおよそ半年ぶりに成田-ホノルル便を再開させました。
ハワイに旅行に行く人も少しずつ増えています。
実際にハワイを取材してきた人に話を聞きました。

株式会社ZIPAIR Tokyo
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大熊智司記者。
およそ半年ぶりの再開でジップエアのハワイ・ホノルル便が間もなく成田空港を飛び立ちます。

日本航空グループのLCC(格安航空会社)、「ジップエア」のハワイ・ホノルル便が7月21日におよそ半年ぶりに運航を再開しました。

現在、ハワイへの直行便は日本航空、全日空などが再開していますが、そこにLCCが加わった形です。
搭乗客は…
仕事もしながら、海に行ったり、ハワイで遊ぼうかなと。

パソコンがあればどこでも仕事はできる。

お付き合いしている人がいる。その人に会いに行くことになった。半年ぶりくらい。

ハワイ行の決断を後押ししたのは運賃だったといいます。
大手の航空会社の料金を見ると結構高く、15万~16万円くらいしたが、ジップエアなら往復10万円以下と安いから予約しようと思った。

ジップエアの運賃は最安値ではおよそ2万円からと格安。

ただ、この日はワイに向かったのは48人で搭乗率は16%でした。

ハワイ・オワフ島のワイキキビーチ。すでに大勢の観光客で賑わっていました。

アメリカ本土などから旅行客などが殺到していて、すでにコロナ前のおよそ7割まで戻っているのです。

日本人が今、ハワイ旅行に行った場合、問題なく楽しめるのでしょうか。
今月、取材を兼ねたハワイ旅行から帰国した航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さん。

事前に日本の出発空港で確認が必要な事前審査が行われるので、それが終わった段階でホノルルの空港に到着するので、通常の入国審査・税関審査だけで外に出ることができた。

今は国際線の到着便が少ないので飛行機が降りてから到着ロビーに出るまで、私の場合だと15分で出ることができた。

ハワイ州が指定する日本国内の医療機関でPCR検査を受けて陰性が証明されていれば、ほぼ以前と同じように入国できます。

ただ、以前と同じようにいかない点もあるといいます。
レンタカーに関して非常に厳しい状況で、今までであれば1日50~100ドル程度で借りられたのが、現状ワイキキだと300ドル~500ドルくらいに高騰しているし、それ以上に予約することが非常に困難な状況。

そして最大の難関は日本に帰国してからにあります。

日本到着後は14日間の自主待機が義務づけられている。

政府の方針がいつ緩和されるかでハワイ旅行需要の回復時期は変わるといいます。

将来、ワクチンを国内で2回接種した人に14日間の隔離を継続するのか、これが3日間とかに短縮されるだけでも多くの人が海外へ出かけるきっかけになる。

一方、政府の緩和の判断を待たずに、この時期にハワイ便の再開に踏み切ったジップエアの西田真吾社長は…
8~9月にアメリカは新学期が始まる。それに合わせて移動するお客様もいる。

運航再開して、またお客様が旅行で利用してもらうときにスムーズにオペレーションできるよう経験を今のうちに積んでおく。
