株式会社ユピテル
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一芸家電メーカーを求めてやって来たのは東京・港区にあるこちらのビル。

ユピテルという会社らしいのですが、聞いたことあるような無いような…

早速、お邪魔すると…なんと会長の安楽憲彦さん直々にお出迎え。

さて、どんな一芸家電を作っていられるんですか?

実はこれなんですよ。

ポータブルカーナビです。

ポータブルカーナビ
カーナビといえばパイオニア、パナソニック、富士通といった大手メーカーが作っているイメージですが、持ち運びができるポータブルカーナビのジャンルではなんとユピテルが売り上げトップ!


しかも、一昨年まで4年連続1位というからスゴい!

しかし、なぜユピテルのカーナビが売れるのか。そこには非常に分かりやすい理由がありました。

とにかく安いんですよ。これは2万円ぐらいですよ。

激安カーナビ
ユピテルのカーナビはとにかく安い。

他の大手メーカーのポータブルカーナビが6万円以上する中で、なんとユピテルの一番の売れ筋「YPB735ML」は2万6,000円。なんでそんなに安いのか?

そこにはまたまた分かりやすい理由が…

VICSや地図更新機能は持たせていません。

今のカーナビは使わない機能が沢山。使いにくいですね。使わなしい。

安さの秘密は機能をグッと絞っていること。

会長曰く、今のカーナビはどれも機能がたくさんついている。でも、そんなに使わないはず。

ということでユピテルのカーナビはVICSという交通情報はなし、音楽を聴く機能もなし。 さらに地図の更新機能もなし。

普通なら2~3万円する地図の更新よりも買い替えたほうが安いというのがユピテルの売りなんです。

でも、もちろんむやみやたらに機能を絞っているわけではないんです!

ユピテルだけしか入ってない機能がある。

ユピテル独自の機能
そのユピテル独自の機能とは一体?

実際に車で走ってみれば分かるということで都内の道を案内してもらうと…


取締エリアです。

事故多発エリアです。

速度違反取締エリアです。

なにやら走っていると次々とお知らせや警告音が出てくる。これは一体?

うっかり違反防止ナビ。

ドライバーに安全運転を促すお知らせをする。

スピード違反取締エリアや事故多発エリアなどユピテルのカーナビには普通の地図には載っていないドライバーが助かる情報がとにかく沢山入っている。



しかも、
データ件数は7万3,000件。

業界最多で他社には負けない弊社こだわりのデータ。

ユピテルの独自データ
しかし、このデータどうやって作っているのか?

ユピテルのカーナビを開発している愛知県の技術開発センターへ。

開発リーダーの木下昌雄さんを訪ねると、そこに我々の想像を越える驚きのデータが!


「スゴい!真っ赤になりましたね。」


なんとこれが全てユピテル独自のデータ。一つ一つの赤丸がカーナビには入っている交通情報を表している。

しかもユピテルがスゴいのは、なんとこの情報を自分たちで調べているらしい。

その様子を特別に見せていただけるということで木下さんについて行くと…

何やらパソコンを持ち車を離れ、座り込んでしまいました。


ここがゾーン30という場所。

カーナビに情報を搭載したいと思って調べている。

実はこの場所、ゾーン30といって8年前から新たに警察庁が設定した車は30キロ以内に走らなければいけない区間。

なんと木下さん、どこからどこまでがゾーン30なのかを現場に行って丁寧に確認している。

ユピテルでは全国のスタッフが情報を下調べし、実際に現場でGPS測定器で位置情報を取るというアナログの方法でコツコツと情報を集めてきたんです。

「執念を感じますね。」

こんなことをしてる会社は無いでしょうね。

売れてほしいですからですね。自分の会社の製品は。

お客様が選んでくれる情報を出すのが僕の仕事。

まさに足で稼ぐ独自の方法で独自のポータブルカーナビを作ってきたユピテルはいまやカーナビだけで年間12億円を売り上げるほど。


今後ますます、
ユピテルはポータブルカーナビでがっちり!

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