夢の街創造委員会株式会社
[blogcard url="http://www.yumenomachi.co.jp/"]
東京・丸の内のオフィスビル街にある「夢の街創造委員会」という素敵すぎるネーミングの会社。
ここがあるお店ネットワークを作ってがっちりだといいます。
広報の藤本久美さん、何のネットワークなの?
出前館というサービスの名前で全国1万5,000店舗以上の飲食店をネットワークして、出前・デリバリーに特化したサイトを運営しています。
可愛らしい笑みが溢れるほどいま絶好調なのが出前館というインターネットのサイト。
出前館
[blogcard url="https://demae-can.com/"]
使い方は出前して欲しい場所の郵便番号を打ち込むと、そこになら出前できますよというお店がズラッと表示されます。
出前館の特徴はみんなが知っている大手のデリバリーチェーンだけでなく「国産手作り香港飲茶 南国苑」に「とんかつ かつ坊」と失礼ながら全く聞いたことが無い、おそらく街の小さなお店が続々と出てくるってことです。
チェーン店以外にも地元に密着した個人の飲食店も入っているので「ここも出前してるんだ!?」という驚きがある。
そんな知らない小さな店でも電話しないでネットから注文ができます。しかも結構簡単に。
この出前館のヘビーユーザーがロケの現場にいました。番組ADの櫻井さん。
みんなADさん使っていると思いますね。電話しないでいい、いちいち編集所から出なくていい。出前館はその場ですぐ頼めちゃう。
なるほどです。
この出前館のサイトで年間なんと1,700万件の注文があってトータル470億円が取引されているというからスゴいです。
でもネットで注文ということはお店の方もパソコンだのシステムだの準備が大変そう…。
その辺どうなっているのかな?
そば処まつや
[blogcard url="http://www.matsuya-ikebukuro.com/"]
5年前から出前館に加盟した「そば処まつや」さんでは、パソコンらしきものは見当たりません。
突然電話が鳴りました!
そしてFAXが流れ始めました。これが出前館からの注文なんです。
出前館がネットで注文を受けると、その内容を基本FAXで送信します。
店は料理を作って従来通りお客様に届ける。
つまりお店サイドは新しいパソコンもネット回線も入れなくていいってことなんです。
と、ここで再び電話が鳴りました。今度は店の人がプッシュボタンを押して電話を切っちゃいました。
ちょっと忙しくなってきた時は次の出前から時間を延ばしたり、時間設定をこちらでやることができます。
出前館最大の売りとして各お店の届けてくれるまでの待ち時間が分かるというのがありますが、「注文FAX受け取りました?」という確認の電話に「60#」のプッシュボタンを押すと、まつやの次のお届け時間が60分に変わりました。よくできています。
なんでもまつやさん出前館に入ってから3割以上出前の注文が増えたといいます。
「出前館に加入してよかった?」
よかったです!
ですよね。
出前館カスタマーセンター
この出前館のネットワークを縁の下から支える大事な部署が鹿児島県にある「出前館カスタマーセンター」。
ここでどんなサポートをしているかというと、
只今、ご注文FAXの確認電話に出られなかったようでしたのでお電話改めさせていただいたんですが。
注文のFAXを受信しない、確認の電話に出ないなどお店のスタッフに直接電話をかけているってワケです。
画面で赤くなっている店が今現在、注文確認の電話に出ていない店です。
個人店が多いFAXと電話を使ったネットワークだからこうした細かいサポートが欠かせません。
気になるのがネットワークの元締め出前館の取り分ですが…。
売り上げ
出前のオーダー1件につき5%の手数料をいただいています。
1件につき料理の5%。
しかも注文数は増えているからここ最近の売上は右肩上がりで現在35億円。
新戦略
右肩上がりに満足せず、さらにうなぎのぼりにするため出前館の新儲かり戦略が動き出しているといいます。
中村利江社長に直接聞いてみると、
今までの1万5,000店舗は各お店が自分で出前をしていた。バイクを持って配達員を雇っていたんですが、今まで出前をしていなかった飲食店の出前を私たちが代行してやりますという新しいビジネスモデル。
出前館の次なるターゲットはこれまで出前をしていなかったお店を引き込むってこと。
例えばあの吉野家の一部店舗で始まっているのが牛丼のデリバリーサービス。
配達してくれるのは、
「吉野家のスタッフの方?」
違います。朝日新聞の配達員です。
牛丼を運ぶのはその地域にある新聞配達員のスタッフってどういうこと?
全国に拠点があってバイクを持っているけど、最近あんまり売り上げが良くないところと提携したい。新聞販売店さんだと思いまして、すぐにお話に行きましたら、先方も次の新しい事業の柱を作りたいと思ってらっしゃったのでウインウインになりそうだなということで提携が実現しました。
確かに出前のために新たに人を雇うのは大変。だったら地域の道路事情やお家にも詳しい新聞販売店と提携しよう。こアイデアに乗ってこれまで出前をしていなかった「串カツ田中」や「天丼てんや」なdも続々と出前館のネットワークに入ってきているそうです。
ということで、
出前館は飲食店のネットワークでがっちり!
これはもっと伸びそうです!
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