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[WBS]最高ビジネス責任者 単独インタビュー!YouTubeが変えた"お金の稼ぎ方"

ワールドビジネスサテライト(WBS)

今から17年前に世界に初めてYouTubeに投稿された映像です。この19秒の映像からスタートしたYouTubeですが今では世界で20億人、日本でも6,900万人以上が利用しています。日本に上陸してから今年で15年が経ちますが、個人や企業の稼ぎ方はどう変わったのか、YouTubeの最高ビジネス責任者を務めるロバート・キンセル氏がテレビ東京の単独インタビューに応じました。

YouTube日本上陸15年!急成長する"20億人経済圏"

田中瞳キャスター

YouTubeが日本に上陸して15年。世界にもたらした変化は?

YouTube
最高ビジネス責任者
ロバート・キンセル氏

YouTubeはクリエイターが夢と情熱を実現するプラットフォームに進化した。
ヒカキンのようなスターになった人たちも出てきた。
日本には他にはない強いファン文化があり、YouTubeにも存在している。
日本のクリエイターと視聴者は強いつながりを築き互いに緊密に交流している。

田中瞳キャスター

YouTubeに動画を投稿する人は増えていく?

YouTube
最高ビジネス責任者
ロバート・キンセル氏

日本では450以上のチャンネルで登録者が100万人を超えている。
これは前年比で35%以上の増加。
また日本には登録者が10万人を超えるチャンネルは6,500以上あり、これも前年比35%以上の増加。
どちらも非常に好調な数値で急速に成長している。

YouTubeで月収100万円以上!134万人登録 ズボラストレッチ

そのYouTubeでいま登録者数を伸ばしているのが「ズボラさん専用!寝たままストレッチ」というチャンネル。チャンネルの登録者はなんと134万人もいます。チャンネルを運営しているのは深井裕樹さん(34歳)。ストレッチ専門店に勤めていましたが小遣い1万円の生活から抜け出そうと3年前にYouTubeを始めました。撮影は自分のスマートフォンで行います。チャンネルの登録者数は開始から5ヵ月で1万人に。月5万円の収入を得るようになったといいます。およそ3年で登録者数は134万人にまで伸び、YouTubeだけでなく雑誌の連載などもこなし月収は100万円以上だといいます。

ズボラストレッチを運営
深井裕樹さん

一番は僕自身がストレッチを心からやりたくないので、そのやりたくない人の気持ちが分かる、その人向けに作っている。
僕が発信するタイミングでストレッチや筋トレ系でこの人というYouTuberが片手で収まるくらいしかいなかった。
強みがたまたまYouTubeで当たっただけで接客業や営業、マネジメントができない。
それがたまたまYouTubeでぶつかった。

成長支えるYouTube活用術!世界観発信しファン拡大

YouTubeは企業の稼ぎ方も大きく変えました。

東京・国立市にあるクラシコム。生活雑貨を取り扱うECサイト「北欧。暮らしの道具店」を運営しています。オリジナルアパレル商品の売り上げは5年間で8.5倍に、2017年から自社で商品を開発し、インテリアなどこれまで400点以上の商品を売り出してきました。会社全体の売り上げは5年前と比べて2.6倍になり、来月には東京証券取引所のグロース市場に上場予定です。その成長を支える柱の一つが登録者数52万人のYouTube。

クラシコム
青木耕平代表

お客様が自然と集まりたくなるコンテンツをお客様が集まっている場所に提供していくことで最終的には私たちのサイトで買い物をするようになってほしい。

ただ映像は商品紹介ではありません。「フィットする暮らし、つくろう」というブランドの世界観を発信しています。

クラシコム
青木耕平代表

お客様がわれわれのチャンネルにたどり着いたとき「自分の場所だな」と思えるようなチャンネルを作っておきたいと思っていた。

実は「北欧。暮らしの道具店」、商品をPRする広告は出していません。YouTubeやSNSなどからブランドの世界観を発信しファンを獲得。営業利益率17%という高い収益性も特徴です。

クラシコム
青木耕平代表

われわれのお客様がそもそも望みそうな触れたいコンテンツの集積場所に自分たち自身がなるということはどちらが投資対効果があるか、創業に近いころに考えてなんだかんだ広告って割高だなと。

企業にとってYouTubeはどんな存在なのでしょうか。

クラシコム
青木耕平代表

今の大勢のお客様は動画で情報収集している。
お客様が最も集まっている場所でお客様の期待に応えられることを証明することがビジネスにおいて重要。

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