山本電気株式会社
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大手には負けないぞ!一芸家電メーカー!
次にやって来たのは福島県須賀川市にある山本電気って会社。
失礼ながら社名もあんまり聞いたことないし、社屋も結構こじんまり、年季も入っている。
でも、ここに今かなり売れている一芸家電があるらしい。
技術部の南條和司さん、どんあ家電なんですか?
我が社の一芸家電はこれです。クックマスター旬彩です。
クックマスター旬彩って何?
スープメーカーです。
「スープメーカーって何?」
材料を入れてボタンを押せば美味しいポタージュスープ、煮物なんかが簡単にできる製品です。
クックマスター旬彩
山本電気の一芸家電は簡単にスープが作れるスープメーカー「クックマスター旬彩」。
クックマスター旬彩は1台4万円という価格ながら、この1年で7,000台を売ったヒット商品なのです。
実際にコーンポタージュスープ、作ってもらいましょ!
まず缶詰のコーンをそのまんま、玉ねぎとジャガイモを入れて、固形のコンソメ、最後に水を加えてフタをしてセット。
ポタージュボタンを押す。
これだけでOK。
待つこと20分…
出来たみたい。
取り出してみると、なめらかなポタージュスープが出来ている。
コーンの皮も残らず、変な舌触りがない。
なめらかなポタージュスープが完成します。
おっしゃるとおり、玉ねぎやジャガイモ、そしてコーンの欠片など材料が跡形も残ってない!
これ、中で何が行われているのかというと…
ここにあるヒーターで温めながらカッターがグルグル回って材料を粉々に砕いているってわけ。
他にも入れる材料を変えれば…
カボチャのスープやジャムなんかも手軽に作れる優れものなんです。
でも、なんでコーンの薄皮までなくなるほどなめらかスープが出来るマシンが作れたのか?
そこに山本電気のある技術が隠されていた!
モーター
我が社の製品は内部のカッターを回すモーターがスゴいんです。
クックマスターのモーターは1分間に最大6,000回転!
普通のスープメーカーは4,000回転くらいっていうから1.5倍も高速!
その分、材料を砕くパワーも強いってこと!
もちろん、そんなスゴいモーターが作れるのにもちゃんと訳があるんのです。
私どもは当初よりモーターの専用メーカーで。
メーカーから要求(発注)をいただいて、それに見合ったモーターの開発・製造・販売がメインの企業です。
山本電気は1934年創業の老舗モーターメーカー。
1970年代には電動ミシンのモーターで世界シェア7割!
その後、電動自転車や掃除機などに使われる様々なモーターも開発!
あの吸引力がスゴいD社のモーターに使われるモーターも山本電気製なんです。
山本弘則社長
そんなモーターだけを作り続けていた会社がなんで調理家電を作り始めたのか?
その辺のところを3代目の山本弘則社長に聞いてみると、
モーターだけじゃ食っていけないと…
自分たちの持っている技術を応用できる分野。
モーターの入った家電をやろうと。
他社に提供するモーターだけを作っていても儲からない!
だった「モーターの力を活かせる家電を作ろう!」と考えたのです。
マスターカット
山本電気のモーター調理家電は他にもあって…
例えばフードプロセッサー「マスターカット」。
食材を粉々にするマシンですが…
一般的なフードプロセッサーで氷を砕こうとすると…
刃が浮いてきちゃう…
途中で止まっちゃうけれど…
マスターカットは強力なモーターで粉々になった。
これはモーターの性能が違いすぎるからなんですって。
山本電気の売上げは年間50億円。
そのうちスープメーカーなどの調理家電が10億円まで伸びてきているっていうから、
山本電気はモーター調理家電でがっちり!
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