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[モーニングサテライト][輝く!ニッポンのキラ星]電波が通じない山でも現在地を即位!博多発No.1登山アプリ![株式会社ヤマップ]

2020年9月29日

モーニングサテライト

地方で頑張る企業を取り上げる「輝く!ニッポンのキラ星」。

新型コロナウイルスの影響で登山を楽しむ人が増えているそうですが、その登山者の安全を守るアプリを生み出した企業を取材しました。

株式会社ヤマップ

[blogcard url="https://yamap.com/"]

福岡県の立花山。標高およそ370メートル、市街地からも近く手軽に登れる山として人気です。

山中には、スマートフォンを操作する男性が…

「何を見ている?」

地図を見ている。

YAMAP。

電波の届かないところでも自分の位置がわかる。

天気が急に悪くなったりすると東西南北が全然わからなくなる。

絶対必要。

このYAMAPというアプリ、赤い線で登山道、青い線で自分が上ってきたルートを表示。

さらに標高もご覧の通り。

GPSを利用しているため携帯の電波が届かない山奥でも使えます。

ダウンロード数は200万といま一番使われている登山向けのアプリです。

ヤマップの春山慶彦社長、

コロナ禍で登山の人口は増えている。

人との接触の多い遠出を避けて登山を楽しむ人が増え、ビギナーも目につくようになったといいます。

そんな登山者の命を守るヤマップ。九州・博多にオフィスがありました。

7年前に創業、従業員は60人を超えます。

福岡が地元の春山さん、このアプリを思いついたのは9年前に体験したある出来事がきっかけでした。

山の中でGoogleマップを立ち上げた時、圏外でも現在地を示す青い点が移動していた。

地図が表示されないのに青い点だけが動いていたのです。

現在地はGPS衛星から拾っている。

どこにいようが測位する。

そこでヤマップは予め作成した地図を携帯内にダウンロードしておき、GPSを利用して現在地を表示しています。

これにより携帯の電波が通じなくても山の中のどこにいるかわかります。

使用量は無料。アウトドアメーカーとの提携で資金調達をしています。

また3Dリプレイなどの機能が追加で使える有料サービス「YAMAPプレミアム」や1日単位で入れる手軽な登山保険を手掛け収益を広げているのです。

若い人がいなくなるのは損失。

地方でもビジネスができるというロールモデルを作りたい。

春山さんと実際に山に登ってみました。

山登りで最も迷いやすいといわれる分岐点も正確に表示します。

地図読みの技術・知識がないと分岐で正確な方向を割り出すのは難しい。

その機能を活かし、自治体とも連携。2015年の屋久島町口永良部島での噴火の時に町では災害時に電波がつながらなくても使える防災MAPをYAMAPと制作し配信。

この取り組みは福岡市にも広がっています。

さらに別の使い方も…

山の主。

樹齢300年、立派なクスノキが出現。

写真を取るとYAMAPにアップ。

自分が撮った写真や記録が残せる。

撮影した写真は活動日記としてルートとともに保存することが出来ます。

水場はこことか、情報をユーザー同士で交換できる。

公開された様々なユーザーの活動記録も閲覧できるのもさらなる魅力。

登山の楽しみ方を広げてくれます。

予習として。

最近の登山道の様子も確認できる。

登山道の状況や危険箇所に関する注意喚起など安全に役立つ情報を交換できるのが最大のメリット。

登山者たち自身が常に最新の情報に更新していく仕組みです。

ようやく山頂へ。

福岡市の街が一望できます。

心身の健康を保つ。

どういう風土に育まれて生きているかを知る機会として登山は最高のアクティビティ。

もっともっと登山が根付くように事業を成長させていきたい。

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