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[WBS] クリスマスケーキ&おせち!なぜ季節外れの食品を販売!?

2019年1月25日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

去年の節分の時期に食材のリサイクル工場で撮影されたものですが、大量の恵方巻きが捨てられています。

まだ食べられるのにも関わらず捨てられる食品ロス。

それを意外な方法で減らす新たなサービスが始まりました。

ヤフー株式会社

[blogcard url="https://shopping.yahoo.co.jp/?sc_e=ytc"]

こちらヤフーショッピングのページなんですが、「食品ロス」と検索をしてみます。

クリスマスに食べるローストチキン。

おせち。

1月も間もなく終わりますが、なんとおせちまで。

ヤフーは今回初めてこうして廃棄になりそうな商品を出品者を集めました。

ヤフーのショッピング統括本部、桃井茉里奈さんは、

トレンドを過ぎた商品も誰かにニーズがあるということで。

食品ロスの対策として今回やった。

株式会社ドゥマン

[blogcard url="http://demain-corp.jp/"]

このキャンペーンに参加した会社。

社長の池田俊弘さんが持ってきた箱の中に入っていたのは…

クリスマスケーキです。

冷凍庫で保管していたクリスマスケーキです。

去年のクリスマスに20種類以上のケーキを販売。

現在も残った2種類をヤフーショッピングで売っています。

価格は定価のおよそ2割引。

冷凍のため、賞味期限は6ヶ月ほどで味や鮮度など品質は変わらないといいます。

季節外れの商品ですが、今月に入っておよそ200台も売れています。

値段が安くなっているから買ってみようとか。

クリスマスに買ってもらうのが一番いいが廃棄するよりは全然いい。

いろいろ問題になっている。食品ロスというか廃棄について。

国内の食品ロスは年間およそ650万トン。

その廃棄処理にはおよそ2兆円もかかっています。

これについて農林水産省が問題視。

恵方巻き商戦を前に1月11日、小売業者の団体に対し需要にあった販売をするよう異例の要請をしました。

激化する「恵方巻き商戦」!食品ロスを減らす取り組みも…

株式会社大丸松坂屋百貨店

[blogcard url="http://www.daimaru-matsuzakaya.com/"]

そんな中、百貨店では…

こちら節分を前にすでにさまざまな種類の恵方巻きが販売されています。

寿司店だけでなく精肉店も参戦。

霜降りの米沢牛サーロインステーキを使ったものや洋食の惣菜店ではガレットを使った恵方巻きも。

ポテトサラダとシャキシャキとしたさまざまな野菜が入っているのでサラダとして食べられますね。

大丸東京店では今年150種類を揃えます。

恵方巻き商戦が激化する一方でロスを減らすため、今年始めてインターネットでの事前予約を行います。

さらに、恵方巻きの多くは館内の厨房で作るため売り場と連携を取り、余計な在庫を増やさないようにするといいます。

大丸松坂屋百貨店の朝倉宏ニさんは、

恵方巻きはしっかり盛り上げていきたいが、一方で食品ロスの問題もあるので店頭と厨房の連携も強化しながらしっかり取り組んでいきたい。

年間650万トン…食品ロスを減らせ!「意識改革」狙い法案提出へ!

食品ロスを減らす動きは国会でも。

超党派の議員連盟が食品ロスを減らすための法案を取りまとめました。

食品の生産から販売、消費まで全ての工程で食品ロスを減らすことを狙っています。

食品ロスの削減を目指す超党派議連の山東昭子会長は、

高額をかけて食品が捨てられていることを皆意識しないと思う。

これはもう放っておくわけにはいかない。

法案には罰則規定はなく、あくまで国民の意識向上が狙い。

そのためにまずは飲食店で食べ残した料理をお客様が気軽に持ち帰れる事業者の仕組みづくりを目指すといいます。

ただ、そこには食品の安全の問題も。

店側と持って帰る側の利用者の信頼関係。

あるいは利用者の自己責任の形で持ち帰ることが必要ではないのか。

議連は法案を来週から開かれる通常国会に提出する方針です。

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