1月12日にIT大手のヤフーが発表したのは居住地を全国どこでも自由に選べる新たな働き方の制度です。
一体どんな狙いがあるのでしょうか。

全国どこでも居住可能!ヤフー新制度の狙いは?
東京・千代田区にあるヤフー本社。

1月12日にオフィスを訪ねると人がほとんどいません。
コロナ禍でテレワークを本格導入したこともあり、現在社員の出社率はおよそ1割だといいます。

そんな中、河邊健太郎社長が社員に向けて新たな制度の導入を発表しました。

前提はオンラインなんです。

共通の作業空間はオンラインだということを踏み込んで意思決定した。

これまで午前11時までに出社できる範囲と定められていた居住地選びのルールを撤廃、社員など8,000人が対象で4月からは日本国内であれば住む場所をどこでも自由に決めることができます。

社員の内堀愛さん。子供向けサイト「Yahoo!きっず」の責任者をしています。

一昨年、長野県の実家に近くにある古民家に移住し、テレワーク勤務を継続しています。新たな制度の導入については…

地元が遠い人も自由に勤務地(居住地)が選べるようになると家を持つという選択肢などいろいろなものが増えていいのでは。

内堀さんも地方に住んだことで趣味が増えたほか、野菜作りなどで気分転換ができることが仕事の効率化につながっているといいます。

ヤフーは今回の新制度で片道6,500円の交通費の上限を撤廃。飛行機での通勤も認めます。

自由な働き方を広げることで優秀な人材を確保したい考えです。

どういう形が一番自分にとっていいんか選べることが一番大きな違い。メリット。
