依然およそ24年ぶりの円安水準が続いていますが、作業服大手のワークマンは来年の8月まで主力プライベート商品の価格を据え置くと発表しました。円安だけでなく材料費の高騰などの影響もある中、どうやって価格を抑えることができるのでしょうか。
ワークマンの円安対策とは
都内で開かれたワークマンの秋と冬の商品発表会・
今回の発表会で最大の目玉となったのが…
ワークマン
土屋哲雄専務

きょう展示している秋冬に関してプライベート製品は100%価格を据え置きしている。
さらに価格を来年8月まで延長する。
主力プライベート商品の価格を1年近く先の来年8月まで据え置くというのです。
一体どのようにして可能にしているのでしょうか。
ワークマン
土屋哲雄専務

ワークマンは独自素材を40種類持っていて、その独自素材を横展開する。
人気素材なので作れば売れる。
例えば生産量が2倍になると、コストが2割くらい下がる。
例えばダウンジャケットのダウンをキャンプ用品の寝袋にも活用。こうして同じ素材をさまざまなものに使うことで素材を大量に発注し、仕入れ価格が下げられるということです。
それでも全てのプライベート商品を海外で作っているため為替変動の影響は大きいといいます。
ワークマン
土屋哲雄専務

円安は耐えられない。
140円台が続くとかなり苦しい。
少なくとも5年間で新規ユーザーが半分以上を占めているので、その期待感を裏切らないよう、コストダウンと数量アップを組み合わせ、やせ我慢で乗り切ろうというのが基本姿勢。