ファストフードチェーンがコンテナを使った新しい店舗を9月1日にオープンします。その狙いはどこにあるのでしょうか。
ウェンディーズが新店舗!コンテナで出店加速へ
報道陣に8月31日に公開されたのはハンバーガーチェーン「ウェンディーズ・ファーストキッチン」の新店舗「ウェンディーズ・ファーストキッチン129平塚田村店」です。
これまでの店舗と大きく違うのは…
ファーストキッチン
設計監理課
大塚明彦さん

トレーラー型店舗となっていて、公道を走れる設備を備えたトレーラーを3台連結している。
1台あたり全長およそ12メートルのトレーラー型のコンテナが3つ並んでいます。
入り口を入ると通常のレジに35人が座れる客席。厨房設備も普通の店と同じものが並びます。
それぞれのトレーラーにはタイヤが付いていて、このまま移動させることができるといいます。
さらに車に乗ったまま注文して商品を受け取るドライブスルーも完備しています。
ウェンディーズ・ジャパン/ファーストキッチン
紫関修社長

アメリカのウェンディーズは売り上げの7割がドライブスルー。
日本におけるドライブスルーは伸びていく余地が大きい。
ウェンディーズはこれまで都心中心で郊外への展開は進んでいませんでした。そこで短期間で出店できる郊外型店舗として目をつけたのがコンテナ型の店舗なのです。
店舗は工場で組み立て、トラックで運ばれてきます。あとは大型のクレーンで土台に乗せるだけ。一日足らずで店舗の外観は完成です。
出典を加速するための調査も進めています。
ファーストキッチン
開発課
中根健一さん

ここが候補地。500坪くらいある。
通行量も問題なくある。
こちらは候補地の一つ。ドライブスルーの併設が条件となるため交通量が決め手となります。
候補地を下見したフランチャイズオーナーの有馬巧さん、3店目となる新規出店を検討した決め手は…
フランチャイズで2店を経営
湘南リガーレ
有馬巧社長

初期投資が通常店舗より3分の1ぐらいに抑えられるというのを聞いて。
フランチャイズでやるには初期投資も大事なところの一つになる。
コンテナ型店舗で新規出店を加速させたいウェンディーズ。現在の53店舗をまずは100店舗まで拡大することを目標としています。
ウェンディーズ・ジャパン/ファーストキッチン
紫関修社長

このパターンを持つことで出したい所に出していくことがコストを抑えてできる。
この形態で売り上げがどこまで取れるか一番の今のチャレンジ。