ウエルシアホールディングス株式会社
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売上げ驚異の9,541億円。ドラッグストア業界No.1のウエルシア。
大学の監修が売りの商品開発
実はウエルシア、置いてある商品も一味違う。
一体それは何なのでしょう?
商品企画部の田原三矢郎さん、
こちらですね。
「普通のパンじゃない?」
糖質を抑えたパンシリーズ。
弊社のプライベートブランドでございます。
ウエルシアはメーカーと共同開発した、いわゆプライベートブランドの食品を作っている。
しかも、ドラッグストアらしく健康に気を使ったこだわりが!
例えばブルボンとコラボした糖質10%オフのチョコブラウニー。
そして有名レストランとコラボした食物繊維入りのカレー。
中でも大ヒットしたのが糖質を抑えたパンシリーズ。
年間売上げはなんと300万個!
大ヒット商品になります。
「関わってました?」
こちら、はい!
正直言っていいですか?
私は関わってなかった。
そんな健康にこだわるウエルシアのプライベートブランドにはあるキーワードを売りにしている商品が!
それがこちら。
ステーキ風味ふりかけ。
大学の教授に監修していただいている商品になっている。
ベジマカを含んでおりまして「健康に良い」というアドバイスをいただいています。
大学の監修。
食べる塗るねば生姜スープのパッケージには横浜薬科大学監修。
骨まで食べられるさばの味噌煮は大妻女子大学監修。
確かに大学の先生お墨付きだと安心できる気がしますね。
開発中の「監修」の新商品があるということでウエルシアが向かったのは横浜薬科大学。
今開発中の新商品のアイスがあるんです。
それがこちらの抹茶アイス。
この日は監修する先生のもとへ。その目的は…
商品の最終説明です。
こんにちは、お待たせしました。
失礼致します。
横浜薬科大学の渡邉泰雄教授、
よろしく。
今回開発している抹茶バーのアイス。
カテキンの効果について先生に監修していただいております。
カテキンの健康効果、データを揃えてます。
それを基盤としてウエルシアが作ってる。
渡邉教授は「ウコンの力」などの開発にも携わった健康効果のある商材の研究者。
現在は茶カテキンの糖尿病や肥満、動脈硬化などの予防効果を調べていて、ウエルシアは渡邉教授の研究データを活かして抹茶アイスを開発したんです。
しかし1つ、大きな懸念点が!
それは1週間前の会議のこと…
カテキンの量なんですけど最も少ない。
我が社としては美味しいものを。
先生としてはエビデンスを。
「先生的にはカテキンの量はこれでいいって?」
いや、ダメだと。
「大丈夫なんですか?」
いや。
もう一回行っていろんな意見交換をして。
ちょっとお叱りを…
先生がダメって言ったら商品作れなくなっちゃいます。
「頑張ってください。」
できれば茶カテキンを増やしたい、でもそうすると値段が高くなってしまう。
じゃあ、どうしようということで今回相談に伺ったのです。
今回は価格を抑えて発売したい。
178円という売価でやっていきたい。
カテキン量は120mgで提案させていただこうと。
少ないね。少ない。
僕にとっては少ない。120mgは。
実はカテキンの吸収をヘルプするのが乳酸菌なんですよ。
茶カテキンの量を逆に減らして補わせる?乳酸菌を混ぜて。
次回の課題とさせて下さい。
今回はこれでやらせていただいて。
分かりました。
茶カテキンの量を減らす代わりに乳酸菌を混ぜる。
これを次の商品開発に活かすという約束で今回はゴーサインが出た!
「大丈夫になったのは次回改善すると?」
そういうことよ。
一番大変なことはなんでもそうなんだけど価格や。
コレ売れなかったらしょうがない。
一番最初、僕らはとんでもない素晴らしい、こんなものできるかっていうのができちゃったの。
低GI、乳酸菌、低糖。
ただコレ、500円する。
「500円安くない?」「おい良いぞ!」
売れない。
「高いってことですねよ?」
理想とする食材を入れたくてもビジネスとして価格や味も考えないといけない。
双方の折り合いをうまくつけていくのが監修商品開発のキモなんですね。
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