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[WBS] コロナ禍で変わる避難!荒川流域は分散避難へ!

2020年7月13日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

九州を中心に各地に大きな被害をもたらした大雨ですが梅雨前線は今週末まで停滞する様子でさらなる被害の拡大も懸念されています。

新型コロナウイルスの感染を防ぎながらどう避難をするのか?

各地で模索が始まっています。

令和2年7月豪雨

九州を中心に甚大な被害をもたらしている令和2年7月豪雨。

これまでに68人が犠牲となり、12人の行方が分かっていません。

7月13日、福岡県大牟田市では一旦雨が落ち着きボランティアによる復旧作業が始まりました。

「人手は足りなかった?」

人手は足りん足りん。トラックがあればある程度運べるが。

地獄ね

明日にかけて梅雨前線の活動は再び活発になり九州や中国地方はあすの明け方にかけて非常に激しい雨に見舞われると予想されています。

7月13日、被災地の視察のため熊本県入りした安倍総理大臣。

面会した熊本県の蒲島郁夫知事は、

熊本は熊本地震、コロナウイルス、今回の豪雨でトリプルパンチに見舞われた。

政府は4,000億円を上回る規模の被災地支援対策の取りまとめる方針を決定。

7月14日の閣議で一連の豪雨災害を「特定非常災害」に指定する方針です。

今回の水害ではこれまでに経験したことのない対応に追われました。

およそ800人が避難する熊本県人吉市の避難所。

発熱を訴えた被災者を別の部屋に隔離するなど避難と感染予防の両立を求められたのです。

こうした懸念は首都圏でも…

去年の秋、関東などに甚大な被害をもたらした令和元年東日本台風。

特に不安を抱えているのが荒川流域にあるいわゆる江東5区の住民たちです。

やっぱり怖い。

川に挟まれているので本当に決壊が起きた場合は被害がどんな感じになるのか不安。

荒川が決壊した場合、北千住駅周辺では5メートルを超える高さまで浸水すると想定されています。

いつ襲ってくるか分からない大雨に加え、新型コロナの問題も抱える東京。

足立区では避難の考え方の見直しも始めています。

足立区の災害対策課、会田康之課長、

避難所はどうしても3密のリスクが高い

分散避難ということを区民には推奨していきたい。

これまで小中学校の体育館が中心だった避難所を区内にある都立高校にまで拡大。

畳のある武道場を避難場所に指定しました。

今まではたたみ1畳が1人のスペースで考えていたが、それが2枚分で1人だと思う。

感染防止のため避難所ではこれまで1人当たり1.65平方メートルだったスペースを4平方メートルに拡大しました。

さらに水がこない階まで移動する垂直避難をする場所として都営団地の空き部屋を利用することを決めました。

ここの低層階の人が中心になってここに避難してもらえれば。

足立区ではこうした都営団地や区営団地の空き部屋を40戸ほど押さえていて今後も増やしていく考えです。

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