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[WBS]ボルボEV専用車日本初投入!普及のカギはサブスク!?[ボルボ・カー・ジャパン株式会社]

2021年11月18日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

スウェーデンの自動車メーカー「ボルボ」は11月18日、日本で初めてとなるEV(電気自動車)の専用モデルを来年1月に発売すると発表しました。

海外では急速にEVシフトが進んでいますが、日本では去年1年間の乗用車の販売台数のうちEVはわずか0.6%という低い水準にとどまっています。

こうした日本市場に対し、ボルボはEV普及に向けたある秘策で挑もうとしています。

ボルボ・カー・ジャパン株式会社

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ボルボ・カー・ジャパンのマーティン・パーソン社長。

こちらがボルボが日本で発売する初めてのEV「C40」。

11月18日に開かれたオンライン発表会。登場したのは「C40リチャージ」、EV専用モデルとしては日本初上陸で来年1月からオンライン販売する予定です。

山口博之記者。

カーペットの部分はすべてペットボトルのリサイクル素材が使われているということです。

環境に配慮した内装。また車載ナビゲーションにはグーグルを採用しました。

EVをめぐっては先週閉幕した地球温暖化対策を話し合うCOP26で2040年までに販売する新車をCO2を出さないゼロエミッション車にする宣言が出されました。

日本やアメリカ、ドイツなどは署名しませんでしたが、自動車メーカーとしてボルボはアメリカのゼネラルモーターズ、ドイツのメルセデス・ベンツなどとこの宣言に署名。

2030年までに世界で販売するすべての新車をEVにする計画を掲げています。

日本の販売戦略を担うパーソン社長。今後の市場の拡大に向けた課題として挙げたのは…

一般消費者の間にEVを所有したり、購入したりすることに「ためらい」がある。

EVについて日本は遅れ気味だが機運は高まっているのでいまこそEV販売を展開するタイミングだ。

従来の燃料を使う車に慣れている日本人は新車購入を検討する際、なかなかEVを選択肢に入れないと指摘します。

そこで打ち出した秘策が…

サブスクリプションというモデルで簡単に手が届きやすい形でEVを運転してほしい。

サブスクリプションは月額の課金で契約する仕組み。ボルボはまず100台限定のキャンペーンとして任意保険料などを含めた月額11万円のサブスクを始めます。

購入ではなく初期費用を抑えたサブスクのサービスを通じてEVの運転を体験するきっかけを提供し、EVの購入客の増加につなげたい狙いです。

EVに対して魅力を感じてもらい、それによってEV市場を拡大させたい。

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