
愛知ドビー株式会社
[blogcard url="http://www.a-dobby.co.jp/"]
都内の家電量販店「ビックカメラ有楽町店」。
各社の炊飯器が所狭しと並びます。
一番目立つ所に置かれていたのが、12月1日発売の「バーミキュラライスポット」

[blogcard url="http://www.vermicular.jp/"]
愛知ドビー株式会社という会社が作りました。
この会社、6年前にはバーミキュラを発売。
水を加えない無水調理ができ、今でも7ヶ月待ちの人気商品です。
その愛知ドビー株式会社が「世界一おいしくコメを炊く」ことを目指して作ったのがこの炊飯器です。
お客様の反応
しっかり味が残っている。
値段は約8万円ですが、すでに4ヶ月待ちです。
バーミキュラ
名古屋市にある工場を大浜平太郎キャスターが訪ねました。
バーミキュラは13種類の鉄を溶かし型に流し込んで作る鋳物です。
蓋と窯に隙間ができないよう職人が調整します。
愛知ドビー株式会社の土方智晴副社長は、
ちょっとした部分を時間をかけて削っていきます。
削ったものを見ると、
全くガタつきがないですね。
100分の1ミリ以下の精度。この工程がうちの工程の命。
これにより高い密閉性を実現。コメの旨味を逃しにくいといいます。
早速、試食です。
大浜平太郎キャスターは、
違いますね。モチモチしているが、一粒一粒がしっかり分かる。どうしてこんなに違う?
炊飯器と違うのは保温用のふたがない。
保温機能
実はこの炊飯器には保温機能がありません。それにより保温用の分厚い蓋はいらなくなりました。
炊飯の最後の蒸らしでは窯全体を冷やすことでコメに水分がギュッと入ります。
保温用の蓋をなくすことで上からも冷やしやすく、効率的に蒸らせるといいます。
もともとお鍋や窯でご飯は炊くもので保温機能はなかった。それ(保温用のふた)をつけると不自然な形状になり、おいしくなくなるので避けたかった。
海外戦略
また肉じゃがやローストビーフなどバーミキュラ同様に調理もできます。
世界戦略機種と考えていて、調理性能も一切手を抜いていない。
「海外へは炊飯器としてではなく?」
調理器として出す。
パナソニック株式会社
[blogcard url="http://panasonic.jp/"]
高級炊飯器市場で40%以上のシェアを持つパナソニック株式会社。
こちらの最新モデルは10万円台と先程のバーミキュラと比べても強気の価格設定ですが、
違う、おコメが立っているのが分かる。
最新もモデルのおコメは粒が一粒一粒立っていて艶やかに見えます。
実際に食べてみると、
粒感はもちろんですけどツヤ、舌触りがとっても滑らか。
パナソニック株式会社のキッチン商品課、中江睦主務によると、
口に入れた瞬間、甘みが出ていると思う。「Wおどり炊き」という炊き方をしていて、IHと圧力の2つの力でコメを踊らせている。
この味を実現するためパナソニック株式会社は炊飯器の蓋と側面に6つのIHを搭載。
それぞれの温度を変えることや、上から圧力をかけることでコメが動きます。
これにより、粒の芯まで火が通り、デンプンを出し切ることで甘みが増すのです。
「ベンチャー企業も高級炊飯器の分野に入ってきているが意識している?」
市場を活性化するという意味では非常に歓迎すべき。各社独自の機能で美味しさを追求しているので、いろいろな機能でおいしさを追求していきたい。