バニラ・エア株式会社
全日本空輸株式会社のグループ会社、LCCのバニラ・エア株式会社は関西国際空港と鹿児島の奄美大島を結ぶ新規路線を3月に就航すると発表しました。
すでに運行している成田空港~奄美大島路線は年間14万人以上が利用。今後さらに観光需要が高まると見ています。
バニラ・エア株式会社は3月までに「成田~函館」、「関西~函館」、「成田~関西」、「関西~奄美大島」の合計4路線の就航を予定していて国内路線の拡充に力を入れています。
「まだ国内路線の可能性はある?」
五島勝也社長は、
まだまだある。LCCが飛んでない路線があるので新しい需要を喚起していきたい。
株式会社ジェイティービー
旅行大手の株式会社JTBでも国内旅行で使える割引クーポン券を発売。1万円分を2万円分の旅行券として使えます。
1月10日に販売を開始したばかりですが、株式会社JTB国内旅行企画、本社の販売促進課の横田典之課長によると、
今日の昼過ぎに段階でおかげさまで完売。
3種類のクーポンの内、2種類が完売。残りの九州旅行で使えるクーポンも夕方の時点であと半分の約250枚。
人気の背景には国内旅行の最近の傾向が
旅行単価が上がっている。旅行に行くのだからいいところに泊まりたいと、割引の分、良い内容にしたいという人も増えてくるのでは。
訪日外国人ばかりに注目が集まる中、いま企業が密かに熱い視線を注いでいるのが日本人の国内旅行。
実際、訪日外国人客の消費額は約3兆4,771億円ですが、日本人の国内旅行客の消費額は20兆4,090億円。前の年より10%も増加しているのです。
日本航空株式会社
こうした中、国内旅行の需要を喚起しようとユニークな取り組みが。
日本航空株式会社hが2016年12月から始めた「どこかにマイル」。通常の半分、6,000マイルで航空券に交換できますが行き先は選べません。
それでもサービス開始初日だけで数百件の応募が合ったといいます。
どこかにマイル
実際に「どこかにマイル」を使用する人を取材しました。
「ポイントマスター」と呼ばれる菊池崇仁さん。今回はプライベートで家族旅行です。
不安はあります。3人こどもがいるので行き先が決まってからホテルを予約するのは今までやったことがない。
向かった先は徳島阿波おどり空港。
徳島ですね。ちょっとどこかなっていう。阿波踊りくらいしか正直分からない。他にいいところがあれば。
空港から車で15分、まず訪れたのが鳴門大橋。
あの橋の下が渦潮だと思うよ。ぐるぐる回ってるんだけど。
見事な渦潮ではありませんでしたが景色には大満足の様子です。
景色はすごくきれいなので来たかいがあった。
今夜の宿は砂浜に併設されたちょっと贅沢なルネッサンス・リゾート・ナルト。
夕食は「リストランテ フィッシュボーン」。鳴門産のアワビや鯛などを使った料理を楽しみました。
航空券代がかからなかったため、現地で少し贅沢ができたようです。
本当に日本って、まだまだ知らないところが多い。色々なところに行くと、また違う楽しみがあるので今後も使っていければ。
日本各地の新たな魅力を発見できる「どこかにマイル」。
株式会社大和総研
専門家は国内にはまだまだ大きなビジネスチャンスが眠っていると言います。
株式会社大和総研の経済環境調査部の市川拓也主任研究員は、
今までの形と違って、より個人で楽しむ形になっているので、それに応じたサービスが提供できれば掘り起こしは可能。国内旅行社に目を向けるのは地方創生という観点からも重要。
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