人気ユーチューバーを多く抱えるマネジメント会社「UUUM(ウーム)」が7月12日に決算を発表しました。純利益が1年前の2倍になるなど大幅な増収増益となっているんですが、その要因の一つが、企業などとのタイアップです。そして今、企業のみならず、政府も「ユーチューバー」とコラボする動きが出てきています。
UUUM株式会社
[blogcard url="https://www.uuum.jp/"]
ユーチューバーを多く抱える「UUUM(ウーム)」。
やって来たのは外務省の前田雄大さんです。
外務省の公報文化外交戦略課、前田雄大課長補佐、
外務省の広報で動画を作っているもののなかなか再生回数が伸びない。
すでにある影響力を借りるのが効果的ではないかと。
外務省は今回、広報活動の一環としてUUUMに所属するユーチューバーに動画の作成を依頼。G20開催に合わせ気候変動というテーマで3組のユーチューバーに動画を作ってもらいました。
公開から1週間で再生回数が100万回を突破したものの。
この影響力はすごいと思った。
当然批判の声もあるが、それよりも圧倒的に良かったという声がある。
実はいまUUUMには行政や企業などのタイアップの依頼が増えています。
そこでUUUMが力を入れているのが人材育成です。
人材育成
こちらは動画を投稿し始めてから1年ほどになる佐藤あやみさん。
月に1度、UUUMからアドバイスを受けています。
まず指摘を受けたのは焼きそばにバターをまるごと入れて食べる動画。
UUUMの古市淑美さん、
食べ始めるまでにだいたい2分半かかっている。
できる限りメインのコンテンツを早めに持ってくるといいかなと。
また動画のクリック画面、サムネイルにも指摘が…
すっぴんの表情をさらけ出すのはユーチューバーならではのコンテンツ。
それが小さく出てしまっているとなかなか視聴者の目を引きづらい。
クリックしたくなるようにメイク前の画像を大きく表示するようにアドバイスします。
いくらコンテンツの中身を作り込んだとしても視聴者の目に留まるサムネイルを作れていないとクリックすらしてもらえない。
こうしたアドバイスを重ねることで動画の再生回数を増やし、企業からのタイアップの指名を増やしていきたいといいます。
UUUMの渡辺崇CFO、
個人レベルでユーザーを獲得してビジネスをすることが世の中のトレンドとしてますます広がってくると思っている。
われわれはそういったクリエイターをサポートする立場としてインフラになっていきたいというのが究極的な目標。