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[WBS] 被災地補修に手が回らない!職人不足解決に新たな仕組み!

2019年11月4日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

10月の台風や豪雨では企業の製造拠点も被災し影響を受けましたが徐々に復旧が進み、11月4日に福島のラーメン工場が再開しました。

一方で思うように進んでいないのが家屋の修復です。立ちはだかる被災地での職人不足ですが、その悩みを解決する新たな取り組みも始まっています。

株式会社幸楽苑

[blogcard url="https://www.kourakuen.co.jp/"]

福島県郡山市。

10月の台風19号の大雨で阿武隈川が氾濫。

企業の生産拠点が集まる工業団地は冠水しました。

そして11月4日、その工業団地にあるラーメンチェーン「幸楽苑」の工場が操業を再開しました。

堀内健記者、

こちらギョーザを製造するラインです。この機械動くのはおよそ3週間ぶり。ここから全国に発送されていきます。

電気設備が水に浸かり停電したことでギョーザなどが製造できなくなりました。

工場が再び動き出したことで12日から通常営業に戻ります。

ユニオンテック株式会社

[blogcard url="https://www.union-tec.jp/"]

一方、台風15号など一連の豪雨による爪痕が残る千葉県。

多くの家屋にはブルーシートによる応急処置が施されていますが…

松山拓生記者、

あちらの屋根、瓦がめくれ上がったままの状態になっています。まだ補修の手が回っていないのか。

深刻な職人不足で補修に手が回っていない場所が多くあるのです。

そんな中、新たな動きが…

東京・新宿区にある会社を覗くと、

自宅の状況について伺いたい。

実はこちらの会社、千葉県内で起きた一時的な家屋補修の依頼を受ける窓口となっています。

こちらの会社は建設会社が職人や業者を探すためのマッチングサイトを運営。

被災者はこちらの会社に電話をするなどすれば全国1万の業者から職人が手配されます。

千葉市に住む及川としさん(79歳)。

よろしくお願いします。

到着してすぐにハシゴを伸ばし状況確認。

11月4日、自宅にやって来たのは神奈川県内を拠点に活動している施工業者です。

浮いたブルーシートを土のうやテープで固定し、手際よく作業を終わらせました。

施工費やブルーシートの費用は住民の負担になりますが、職人の交通費や宿泊費は千葉県が負担します。

すごくありがたい。

ポンポンと紹介してもらうシステムがあるのは困っている人には良い。

サイトを運営するユニオンテックは今後の災害時でも自治体と連携し、全国から職人を手配できる仕組みづくりを目指します。

ユニオンテックの大川裕介会長、

全国で災害に対応できる職人会社をなるべく早く、一次対応だけできるような、安心して安全な生活ができるような仕組みができれば。

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