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[WBS]駐日ウクライナ大使!「ロシア大使発言」に猛反発

2022年2月23日

アメリカ バイデン大統領 制裁弱め!?物価上昇 支持率低下を懸念

バイデン大統領はロシアがウクライナに侵攻すれば前例のない制裁を課すと強気の姿勢でしたが実際に出したカードは意外と弱めだったと印象がありますがこれはどうしてでしょうか。

ワシントン支局の中村寛人記者。

バイデン政権としては大規模な金融規制や輸出規制などさらに強い規制を外交カードとして手元に温存したいという狙いがあります。

実際にアメリカの政府高官はロシアが今後本格的な侵攻に打って出ることも想定し、制裁をさらに拡大する可能性についても言及しています。

バイデン政権はロシアへの対応に手を焼いているように見えます。

2月22日のバイデン大統領の演説の中でもアメリカがロシアに対して弱い立場に置かれていることを象徴する場面がありました。

ガソリン価格高騰の国民の痛みを抑えたい。これは私にとって非常に重要なことだ。

経済制裁を発表するという世界が注目の場でアメリカ国内の問題、物価上昇の懸念を示したのです。

例えば制裁を強めロシアからの原油の輸出が減るようなことになれば原油の国際価格がさらに上昇する恐れも高まりアメリカに跳ね返ってくることも考えられます。

支持率が41%と低迷するバイデン大統領にとって制裁の強化には慎重にならざるを得ない場面もあります。

24日に行われる予定だった米露外相会談やその後の首脳会談も会談する意味がないとしてアメリカ側からキャンセルしました。ウクライナ情勢はロシアペースで緊張緩和の糸口が全く見えません。

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