ウクライナからの避難民の半数以上を受け入れているポーランドではアートで避難民を支援するという取り組みが始まっています。なかには日本への思いが込められた作品もありました。
ウクライナ アーティスト反戦訴え!作品に込めた日本への思い
ポーランド南部のクラクフ。
ポーランドで唯一、日本文化を紹介する国立の博物館「日本美術技術博物館」です。
先週からある展示会が始まりました。
展示会を企画
アルトゥール・バビクさん
これらの作品は先週クラクフで描かれたもの。
ウクライナの国旗をイメージした大地と空、戦車の大砲から咲いていたのは花です。
これらはウクライナ人アーティストによる反戦をテーマにした作品。
ポーランド人
とても心に訴えかけるものがあって、"この戦争を止めたい"というメッセージが伝わってくる。
ポーランドに逃れてきた人や今もウクライナに残るアーティストが手掛けた作品がおよそ30点集まっています。
展示会を企画
アルトゥール・バビクさん
この展示作品でオークションを開催し、収益を全てウクライナに寄付する計画。
ここに日本への思いをのせた作品があります。
ウクライナ人アーティスト
オラナ・ラシャトゥニコバさん
これは着物や浴衣をイメージしたもの。希望を表現したかった。
暗い色の中にウクライナ国旗の黄色をデザイン。夜が明けて希望の日が昇る未来が表現されています。
描いたのはウクライナのリビウから避難してきたアーティストのオラナさん。もともと日本文化に興味があったことから今回の作品にもその思いを込めました。
ウクライナ人アーティスト
オラナ・ラシャトゥニコバさん
ここは地元の文化と日本の文化を結びつける場所。
日本の支援への感謝を伝える絶好の機会だと思った。
ウクライナ人の日本文化への関心は高い。
展示会にはすでに多くのウクライナ人が訪れているので日本の支援を知って、それを活用したいと思うきっかけになるといい。