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[WBS]日本の林大臣も参加!外相トップ会合の"声明"は

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ベルギーのブリュッセルでG7とNATO加盟国の外相会合が相次いで行われました。日本からは林外務大臣が出席しましたがどのような議論が行われたのでしょうか。現地にいる中村航記者に聞きます。

ロシアに追加経済制裁!具体的には踏み込めず

ロンドン支局
中村航記者

先程終わったNATOの外相会合ではウクライナへの武器の追加支援について話し合われました。会合前にウクライナのクレバ外相がNATO各国に追加の支援の必要性を強く訴えました。

ウクライナ
クレバ外相

私の目標はシンプルに3つだけ。武器、武器、そして武器だ。
ウクライナを救う最善の方法は必要なものを全て供与することだ。

今回のNATO会合にはNATOメンバーではない日本の林外務大臣も日本の外相として初めて参加したほか、オーストラリアや韓国もパートナー国として参加しました。

NATOは民主主義などの価値観を共有する国々との結束の証しだとしています。

同時に開催されたG7外相会合ではどのようなことが決まったのでしょうか。

ロンドン支局
中村航記者

先程決まったG7の共同声明ではロシア軍の残虐行為を強い言葉で非難すると打ち出しています。

日本から参加した林大臣はウクライナや周辺国におよそ250億円の緊急人道支援や日本での避難民の受け入れなどの取り組みを説明しました。

G7共同声明で経済制裁については経済的圧力をさらに増大させる必要性を強調すると記しましたが少し漠然とした印象の声明です。

共同声明で具体的に踏み込めなかったのは各国の間でロシアへの依存度が違い温度差があるためとみられます。

一方でG7は首脳レベルでも共同声明の準備をしていて、ロシア産石炭の輸入禁止など6つのアクションを示すという発表をする見通しです。

足並みをそろえ、どこまで踏み込んだ経済制裁をできるのかが引き続きの焦点となります。

ポーランド 避難民の支援強化!無料でコロナワクチン接種

ロシアへの制裁と並行して国際社会が強化しているのが避難民への支援です。

岸田総理大臣

今週から当面、毎週、政府がポーランドとの直行便の座席を借り上げてわが国への渡航を支援する。

日本政府は今週から当面の間、隣国ポーランドとの民間の直行便の座席を借り上げると明らかにしました。

現在240万人以上の避難民を受け入れているポーランド。南部にあるザコパネは避暑地として知られる小さな町です。

1ヵ月前から避難しているウクライナ人の女性が町の病院を訪ねてきました。

医師

これが接種証明書です。

医師から受け取ったのは新型コロナワクチンの接種証明書。

ウクライナ人女性

ありがとうございます。

実はこの病院「ザコパネ郡総合病院」、ウクライナからの避難民に無料でワクチン接種を行っています。

ザコパネ郡総合病院
イェジィ・トチェク医師

小さな町から逃れてくる避難民は特にワクチンを接種していない傾向がある。
これは私たちの責務だと思った。

実はウクライナではワクチンの接種率は3割にとどまっています。

ポーランドでは接種をしていた方が仕事を見つけやすい場合もあり、この病院では無料接種の支援に乗り出したのです。

ポーランド人

ウクライナ人にとっても生活しやすくなる。ポーランドと他の国々にとってもいいこと。

避難民が接種できるのは新型コロナワクチンだけではありません。

ザコパネ郡総合病院
イェジィ・トチェク医師

子ども向けに特定の病気に対する予防接種も提供している。

子どもを対象にはしかや風疹などのワクチン接種も無料で提供しています。

ウクライナ人

子どもが病気にならないようにワクチンを打てることはいいこと。

ザコパネ郡総合病院
イェジィ・トチェク医師

ウクライナからの避難民がわれわれの社会に溶け込めるように支援していく。

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