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[WBS]ロシアが攻撃強化の根拠に?「ウクライナが領内攻撃」と主張

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドラン大統領がウクライナ情勢をめぐって電話で会談しました。エルドラン大統領はプーチン大統領に対し、ウクライナのゼレンスキー大統領とロシアが侵攻したコンパス地域などの問題解決に向け一歩踏み出す必要があると伝えているとみられます。

これまでトルコは停戦交渉の場にもなっていますがエルドラン大統領はプーチン大統領とゼレンスキー大統領との停戦交渉を促す考えも示しています。

ただ、そうした中でも激しく炎上しているのはロシア国内にある燃料貯蔵庫です。この映像はロシア政府が公開したもので、ロシア側はウクライナ軍による攻撃だと主張しています。事実かどうかは分かっていませんが、ロシア軍がこれを根拠にウクライナへの攻撃を強めるのではないかとの懸念が高まっています。

ロシア領内に攻撃か?ウクライナ ロシア 停戦交渉に影響も…

ロシア政府が公開したこの映像。ロシア西部ベルゴロド州にある燃料貯蔵庫がウクライナのヘリ2機から攻撃を受けて炎上したものだとロシア側は主張しています。

事実であればウクライナ側が初めてロシア領内に攻撃を加えたことになりますが、ウクライナ側は…

ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問。

ウクライナは領土の安全性を確保するためにあらゆる手段を講じている。

ロシア軍は今後、これを根拠にウクライナでの軍事作戦を強化する可能性があります。

こうした中、再び始まった両国のオンラインによる停戦交渉。内容は明らかになっていませんがロシアのペスコフ大統領報道官は…

攻撃を受けたことは停戦交渉の継続にとっていい状況ではない。

ウクライナから領内を攻撃されたと主張。交渉に悪影響を及ぼすとの認識を示しました。

停戦交渉と同様、各地での戦闘も一進一退。ウクライナの原子力企業によると北部のチョルノービリ(チェルノブイリ)原発を占拠していたロシア軍が撤退し、ウクライナ側が管理を取り戻しました。

また…

ウクライナ軍参謀本部。

キーウ(キエフ)北部からベラルーシ国境に向けロシア軍部隊の撤退が続いている。

進行を続けてきた地域からロシア軍が撤退する兆候も見られています。

しかし、ウクライナ南東部の都市マリウポリでは今も無差別攻撃が続き、これまでに5,000人以上が死亡したとみられています。

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