ウクライナ軍が一部を奪還も…ミサイル攻撃強めるロシア軍
ウクライナの首都キエフでは依然としてロシア軍の砲撃が続いています。
キエフ市民。
窓が割れて家の中は煙だらけ。荷物をとれないまま急いで家を出た。
ロシア軍の侵攻から間もなく1ヵ月。収束の気配はみられません。
こちらは東部の町マリンカ。
ロシア軍が向かった先にあったのはウクライナ軍の武器倉庫です。
ロシア国防省は22日にウクライナ軍の戦闘拠点があったこの町を制圧したことを発表。
ロシア軍兵士。
ウクライナ軍は8年間、この地に巨大な要塞を築いてきた。
ロシア軍はウクライナ軍を追い出すため多大な努力をしてきた。
またロシアの通信社によると長期間戦闘が続いている南東部のマリウポリもロシア軍が半分ほど制圧したということです。
一方、ウクライナ国防省は首都キエフ近郊の一部都市をロシア軍から奪還したと発表。
アメリカ国防総省もここ数日ウクライナ軍が反撃に転じているとの見方を示すなど一進一退の攻防が続いています。
こうした事態にロシアも巡航ミサイルを多用し始めたほか、海上からのミサイルなど遠距離からの強力な攻撃を繰り返しています。
ロシア国防省 報道官。
ミサイル攻撃の結果、西側諸国がウクライナ軍に提供した武器も含め多くのウクライナ軍の武器や軍事装備を破壊した。
さらに22日、プーチン大統領の側近が「ロシアが存亡の危機であれば核兵器を使用できる」との考えを示し、対立する国々を牽制しました。