ロイター通信によるとロシア国防省がウクライナの首都キエフ近郊の空港を制圧し、落下傘部隊が降り立ったことを発表しました。
また、インターファックス通信はロシア国防省がウクライナ側の特殊部隊200人の殺害を発表したと伝えています。さらにロシア軍がキエフに西側に部隊を集中して封鎖したということです。
一方、交渉を呼びかけたウクライナのゼレンスキー大統領に対し、ロシア側はベラルーシの首都ミンスクに代表団を派遣し、応じる用意があると大統領府が明らかにしました。ただ、ウクライナの中立化と非軍事化が前提条件だとしています。
ウクライナに侵攻したロシア軍は複数の方向から軍を進めています。北のベラルーシからの部隊は2月24日から25日にかけてチェルノブイリ原発とその周辺を制圧。
現在は首都キエフの周辺でウクライナ軍との間の攻防が続いているとみられます。
ロシア軍がキエフに攻勢!断続的に空襲警報が…
超低空で近づいてきた飛行機。その直後、ミサイルの轟音と衝撃。ウクライナの外務大臣がSNSに投稿した東部ドネツク州の映像です。
こちらは首都キエフ。物音を聞き、駆けつけた先には炎をあげる住宅。24日夜、空襲警報は断続的に発令されました。
夜が明けた街には墜落し、住宅に突っ込んだ飛行機の残骸が…
部品にはロシア語が見えます。
ウクライナ政府はロシアの爆撃機を撃ち落とし、残骸が住宅に落ちたと発表。
キエフ近郊で10年以上暮らす男性は…
ウクライナ在住の高垣典哉さん。
23日までは普通だったが、24日の5時すぎに爆弾を落とされたので慌てだした。
24日の夜に見に行ったら誰もいなかった。ほとんどいなかった。
こんなキエフは初めて見た。
大統領から会社も休めと戒厳令が出た。非常事態宣言で。
それでみんな店を休んでいる。
私はずっとここにいる。息子や奥さんを安全な場所に移動させたい。