11月4日、全国で確認された新型コロナウイルスの感染者は860人を超え、高い水準となりました。
感染対策として欠かせないものとなったマスクやアクリルパネルですが声が聞き取りにくいなども問題点もあります。
それを解決する商品が売れ行き好調となっています。
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社
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各地で感染防止の対策が進む中、新たな動きも。
日本最大規模の高速バスターミナル「バスタ新宿」。
こちらの受付にあるのが…
山中湖に行きたいんですが何時に出ますか?
乗車券お持ちですか?
アクリル板を挟みお互いマスクをしているのにも関わらず声が鮮明に聞こえます。
実はこれ卓上型会話支援システムで元々は難聴者向けに作られたものです。
すごく聞こえやすい。
お年寄りや耳の弱い人に絶対いい。
聞き返したりというのが最近多くて嫌だなと思うので、スムーズにコミュニケーションがとれる。あったほうがいい。
この機器を開発した会社の調査によりますとマスクを着けてアクリルパネル越しの会話では8割以上の人が聞き取りづらさを感じています。
ユニバーサル・サウンドデザインの中石真一路社長、
声を張る必要がない。マスクをしていても。
研究機関による実験でもマスク同士の会話は通常の半分という聞こえづらさだという調査結果も出ています。
このシステム、国の補助金が出ることもあり薬局や病院などの受付窓口に使われるなど現在全国およそ4,800ヵ所に広まっています。
前年比250%。注文が多すぎて大丈夫かなと。
株式会社ビックカメラ
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聞こえにくさを解消する商品は家電量販店でも。
案内されたのはこちらの売り場。
ビックカメラの小野純一さん、
こちらが集音器というタイプ。
「補聴器と集音器、違いは?」
聴力測定の必要がない。
補聴器は聞こえにくい音を調べ細かく調整する高性能な医療機器で価格は10万以上のものがほとんど。
一方、集音器は単純に音を大きくする機能のみで1万円から3万円程度のためコロナ禍で販売を伸ばしています。
10月は昨年の1.5倍の売り上げ。
聞き取りづらさで需要が高まっているのではないか。
実際に装着すると、
スイッチが入った瞬間にスピーカーが耳にくっついたような感覚になります。
オンキヨー株式会社
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一方、補聴器の分野で売り上げが好調なのがオーディオ機器で知られるオンキヨー。
オンキヨーのマーケティング部、覚前克彦さん、
前年に比べて補聴器が600%の伸びを示している。
オンキヨーは2年前に補聴器事業に参入。
その後発売した小型の耳穴に入れるタイプと今年9月に発売した耳にかけるタイプがあり、どちらも価格は3万円前後です。
この補聴器は難聴のレベルが軽度から中度の人向けの医療機器。
一般的な補聴器より価格が手頃なのは聴力に合わせてボタンにより音量が4段階に切り替えることができて細かな調整が不要なためです。
また巣ごもり消費が拡大する中、通販で販売していることも追い風だったといいます。
コロナ禍でいま通販で販売することに魅力を感じている。