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[WBS] 広がる定額制サービス!子どもの成長に合わせて…

2016年11月4日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

トラーナコントロールズ合同会社

[blogcard url="https://www.toysub.net/"]

都内に暮らす石井鮎美さんの家。

長女の凛ちゃん(5歳)と長男の凱くん(3歳)はいまが遊び盛り。

リビングはおもちゃでいっぱいです。

この日、子どもたちがとても楽しみにしているあるものが届きました。

おもちゃきた!

おもちゃの箱!

ダンボールを開けると出てきたのはおもちゃ。

全て子どもの知能の発達を促進する知育玩具です。

石井鮎美さんは、

2ヶ月に1回おもちゃが届く。

利用しているのは「Toysub!」という定額制のサービス。

トイサブ!

トイサブは!は500種類以上ある知育玩具の中から1回に約6個レンタルできます。

石井鮎美さんは隔月コースを利用しているので2ヶ月に1回、おもちゃを交換できます。

ほら見て、できた!

色も同じにしてみたらどう?

こちらは絵と同じ形を作るビルドアップ・ブロック。

ブロックの位置や形、色の違いを認識する力が養われます。

石井鮎美さんは、

今しか発達しない脳の部分が、この年齢の子にはあると思う。本当に月齢にあったものを知的玩具は使ってほしい。

以前はこうした知育玩具を自分で買っていた石井鮎美さんですが、いまではそのおもちゃの多くが棚に片付けられていました。

子どもたちがすぐに飽きてしまったものもあるといいます。

これは絶対に好きだろうと買ってもあまり興味を示さなかったり、おもちゃがどんどんたまっていく。

おもちゃの置き場にも困らないので助かっているといいます。

志田典道さん夫婦

東京・中野区にこの「Toysub!」を運営している会社があります。

1年半前に志田典道さん夫婦が自宅で立ち上げました。

知育玩具は欧米の老舗メーカーなどから600個以上仕入れました。

自分が子育てしている時に与えたいおもちゃを十分に与えれなかったことが、このサービスを考えついたきっかけでした。

手に入りにくい価格の高い知的玩具の定額制レンタルサービスに行き着いた。

現在の定額会員は約200組。

夫婦でおもちゃを箱詰めして毎月約90組のお客様に発送しますが、いまの規模ではあまり利益は出ないといいます。

会員数が現在の倍に増えれば効率が上がり軌道に乗ると考えています。

ユーザーから子どもが喜んでいるという声をもらう。感謝の手紙も多くもらっているので手応えはある。

coffee mafia

[blogcard url="https://www.toysub.net/"]

こうした定額制サービスは意外なところにも広まっています。

東京・新宿に先月オープンしたカフェ「coffee mafia」。

8分程かけて淹れる本格的なドリップコーヒーが売りのお店です。

コーヒーを受け取ったお客様はお金を払わずに帰ってしまいました。

次の男性も、

「お金払いました?」

払ってないです。毎月何杯でもコーヒーが無料で飲めるというプランをやっていて。

実は月額2,000円払えば来店ごとに200円のコーヒーを1杯無料で飲めるのです。

定額会員のお客様は

週に4~5回は「スターバックス」に行っているので、こっちの方がお得。

ビジネスモデル

この定額制サービス、現在会員は200人いるので今月は40万円の売上が見込めます。

一方でコーヒー豆の仕入れや人件費などのコストが29万円かかるため定額制サービスで上がる利益は、わずか11万円です。

このビジネスモデルについて「コーヒーマフィア」を経営する株式会社favyの高梨巧社長は、

そんなに「定額コーヒー」単体で収益が出るモデルではない。「2,000円」はお客様との接点をとるためのマーケティングやプロモーション。そこからが我々にとって本番。

狙うのは定額制サービスでお客様を囲い込み、自慢の高級コーヒーの販売拡大につなげることです。

お店では1杯700円するブラジル産のハチドリというコーヒーも用意しています。

高級コーヒーの店として勝負していくためにも、まずは美味しくてお得なコーヒーで店のファンを増やしたいのです。

株式会社オルター・トレード・ジャパン

この日、高梨巧社長が訪れたのは世界中からコーヒー豆を輸入する商社。

商社が用意していたのはペルー産やラオス産など比較的安くて品質も良いとされるコーヒー豆。

その中で1つ、高梨巧社長の目に止まったのが

東ティモールの豆は良さそう。

コーヒー豆の大きさが揃っているため焙煎した時に焼きムラが出にくく味が安定するはずだといいます。

苦味がすごく強くて美味しいもの。今のラインアップとはちょっと違う。

「採用する?」

採用しようと思う。

もっとお客様に定額コーヒーが浸透して使ってもらえると豆の仕入れ量が多くなりコストダウンにつながっていく。より美味しいコーヒーが安く飲める世界ができたらいいなと。

定額制サービスに目をつける中小企業が増え、今後ますます身近になりそうです。

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