豊田通商株式会社
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儲かる羽根ビジネス。
続いてやって来たのは名古屋にある豊田通商。
あのTOYOTAグループの総合商社というからなんだか儲かってそうですが…
それを見せてくれたのは営業担当の古川雄一郎さん。
「会社の売上げってどれくらいですか?」
6兆7,000億円。
「6兆!?」
そんなマンモス企業の儲かる羽根とは?
体育館にあるというので見せてもらうと…
こちらになります!
直径5.5mのビッグアスファン。
「めちゃくちゃでかいですね。」
かなり大きなシーリングファンになります。
こちらが豊田通商の儲かる羽根「ビッグアスファン」。
全長最大7.9mという巨大扇風機でアメリカではすでに15万台以上売れているという。
日本でよく使われている家庭用の扇風機50台のの風量を1台でまかなえます。
ではその実力見せてもらいましょう。
どうぞ!
「回りましたね。」
「あぁなるほど…」
思ったよりもゆったりな風。
これが儲かる羽根?
「結構ゆっくり回すんですね?」
ゆっくり回します。
普通の扇風機の10分の1ぐらいの回転速度しかない。
普通の扇風機が1分間に1,000回転以上回るのに対しビッグアスファンは60回転程度とかなりのんびり。
でもその風を測ってみると風速1m/秒って本当にこれで大丈夫なの?
風速1mぐらいで体感温度が5度ぐらい下がる。
風速が2m・3mになったとしても体感温度が10度とか15度下がるわけではない。
1mくらいが一番涼しく感じる風速。
この巨大ファン、目的は強い風を送ることではなくてその風でモノを冷やすこと。
そのためには風速1m/秒くらいが一番いいんだとか。
アメリカで元々は牛の熱中症対策用に開発された商品。
「牛用だった?」
牛は熱中症になると乳が出にくくなる。
そこで牛の体を冷やすために開発されたのがこの巨大扇風機なんです。
牛の熱中症対策に効くものは人の暑さ対策にも効くよね!
そして風はゆっくりでいいのですが大きなスペース全体をまんべんなく冷やすためには巨大な羽根で空気をかき回す必要がある。
こちらの5.5mぐらいの羽根なら30m四方ぐらいの範囲に対流を起こし風を送ることができるという。
空気をスゴい送ってくれるから助かってます。
すんごい、これ以上びしょびしょになっても…
この巨大な扇風機のいいところはなんといっても冷房を比べて電気代がかからないところ。
例えばスパリゾートハワイアンではビッグアスファンを3台導入しただけで空調コストが月およそ100万円削減されたんだとか。
そして古川さんによると巨大扇風機が今すごい売れている場所があるという。
それが物流センター。
熱中症対策、夏場の暑さ対策が叫ばれております。
こちらでは直径6.7mのビッグアスファンを館内に4つ設置。
棚や荷物がたくさん置かれていても、その間で作業する人をひんやり冷やしてくれるのが人気なんですが…
そこにはビッグアスファンの細かいこだわりが!?
羽根先を見てください。
黄色い部分が上がっている。
風を斜め45度に吹き降ろせる。
確かに羽の先っぽの黄色い部分がクイッと曲がっている。
実はこれがないと大きな羽根が回転した時に空気の何割かが横に逃げてしまう。
この黄色い部分がそれを逃さず風を全部つかまえて斜め横に落としてくれるのでより広い範囲に効率よく風を送れるんですって。
だから店の間で作業をしていても…
「スゴい!風速1mありますね。」
棚の間でも風が来るのがわかるかと思います。
どこに行っても涼しさを感じてます。
このビッグアスファン、お値段は1台300万円から400万円となかなか値が張りますが、今こうしたこうした倉庫が日本で増えていることもあり年間300台が売れているというから絶好調!
豊田通商はビッグアスファンでがっちり!
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