トヨタ自動車は11月4日に来年3月までの1年間の業績見通しを上方修正すると発表しました。半導体不足や新型コロナの影響で減産を余儀なくされているトヨタですが、なぜ業績が好調なのでしょうか。
トヨタ自動車株式会社
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11月4日に来年3月までの1年間の業績見通しを発表したトヨタ自動車。
トヨタ自動車の近健太CFO。
通期の業績見通しは営業利益2兆8,000億円。前回見通しから3,000億円増益方向に修正。
営業利益を3,000億円、純利益を1,900億円上方修正しました。その理由は…
通期の為替レートをドル110円、ユーロ128円とした。
円安です。年間の想定為替レートを1ドル110円と従来予想より5円円安の方向に見直しました。
同時に発表した4-9月期の連結決算も過去最高を更新。9月末の配当は1年前に比べ15円増額します。
ただ、近健太CFOは…
実力以上の部分もあった実績だと思う。
円安の影響を除けば、資材高騰などで実質は下方修正となる。
9月、10月は半導体不足や新型コロナの影響で減産に追い込まれていて、原材料価格の高騰も業績にはマイナス要因です。
すぐに12月、来年1月で昔に戻る、もう減産リスクがないという状況ではない。