イギリス・ロンドンで開かれている観光産業の見本市。日本企業も参加し、インバウンド観光の誘致に力を入れていますが、ここでも環境問題とどう向き合うかが重視されてきています。
ヨーロッパ最大の観光産業見本市
日本 サステナブル観光アピール
9日まで開かれているヨーロッパ最大の観光産業の見本市「ワールド・トラベル・マーケット」。およそ180ヵ国から企業などが集まりました
来場者が口をそろえていたのが…
来場者
「サステナブル」じゃない観光をしたくないという人もいる。
来場者
「サステナブル」な取り組みをしない競合より選ばれる可能性が高まる。
持続可能であることを示すサステナブル。
日本企業も…
東急ホテルズ
英国・欧州PR担当
福原佐和子さん
SDGsに特化した世界初の水素ホテルに関してもお客様のニーズに合わせて紹介している。
東急ホテルズが紹介していたのが川崎市で展開している水素ホテル。
水素ホテルとは水素エネルギーを使うことでCO2の排出を抑える環境対応型ホテルです。
いわばサステナブル観光としてアピールしました。
世界で環境問題への意識が高まる中、観光産業はCO2排出が多い飛行機を使うことなどで批判されてきました。
このため、サステナブルかどうかも観光ビジネスを手掛ける上で重視されてきているのです。
「the b」ブランドを展開するイシン・ホテルズ・グループ。
イシン・ホテルズ・グループ
セールス&マーケティング本部
持田訓さん
ビュッフェスタイルというのは食品ロスが非常に大きい。
本当に必要な人だけに提供するようなサービスに転換していく。
先月から始めた軽食だけを用意するサービス「トッテッテ」。ビュッフェで発生するフードロスを減らす狙いです。
日本の観光産業は円安の追い風に加え、サステナブルという切り口でインバウンドを盛り上げていきます。