家族の一大事という家の購入のために住宅展示場を巡る人が実はこのゴールデンウィーク中は非常に多くなります。
そのお客様を捉えようと住宅展示場が様々な工夫を凝らしています。
東京都新宿住宅展示場
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東京・新宿区にある東京都新宿住宅展示場。大手ハウスメーカー13社のモデルハウスがずらりと立ち並んでいます。
ゴールデンウィークということもあって家族連れの姿が目立ちました。
数年内に二世帯で住もうかなと思っているので敷地内に別棟の二世帯住宅か大家族の家に興味がある。
中にはこんな人も、
主に見ていたのは店舗併用住宅。店舗のある家を建てて、その上に住まいを考えている。
パナホーム株式会社
[blogcard url="http://www.panahome.jp/"]
パナホームが売り込むのは6階まである一戸建て。低層階には店舗が入るスペース。中層階には一人暮らし向けの賃貸物件。高層階には二世帯住宅が入っています。
2016年度の新設住宅着工戸数の内、持ち家は前年度に比べて2.6%の増加。
その背景をパナホーム新宿営業所の入澤孝昌所長は、
低金利が一番大きい。今ちょうど買い時ということも踏まえて、低金利でチャンスだということをお客様に常に訴えていく。
パークタワー晴海
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一方、来月販売が始まるマンションのモデルルーム。こちらも全てのブースが埋まる盛況ぶりです。
三井不動産がモデルルームに初めて導入した秘策がこちらです。360度見渡せるシアターです。
パークタワー晴海では、初めて360度の体験型シアターをオープン。マンションの部屋や外の施設を描いた映像をまるでその場にいるように見ることができます。
座席は32人が座ることができ、さらに上下に約50センチ動きます。
マンションの説明を見たが、それよりもアトラクションに乗ったという感覚のほうが強い。
このマンションでは建物の外のデザインを東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが監修しました。
「あれは何ですか?」
三井不動産レジデンシャルの齋田量穂主管は、
こちらはキャンプやバーベキューができる。宿泊できるキャンプ場に近い形で造っている。
モデルルームには設置しきれない建物の外のデザインを360度の映像で体験させようというのです。
「買ってもらうためにここまでする?」
すごく難しい質問。体験してマンションの良さを理解してもらい購買意欲につながればうれしい。
SHARESラグーナ蒲郡
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愛知県蒲郡市に先週オープンした住宅展示場「SHARESラグーナ蒲郡」。こちらもゴールデンウィーク中とあって多くのお客様が見学に訪れていました。
こんな家に住めたらなと思うけど。
地元のハウスメーカーによる最新のモデルハウス14棟が並びます。
その特徴を住宅アカデメイア開発事業推進部の中井喜之部長は、
昼はモデルハウスとして運営。夜はホテルになる。
実は全てのモデルハウスで宿泊が可能なのです。水も出るし、IHコンロも使えます。食器も揃っていて自由に使えます。
洋服なら試着する、自動車なら試乗を必ずすると思う。家もお試し住まい「試住」ができる機会をつくれれば。
案内するのはハウスメーカー、仲建設の堀尾速人社長。社長自ら案内します。
壁がすべて自然素材でできている。あと無垢の床。きょう1日、一晩だけですが楽しんでください。
このモデルハウスに宿泊する予定の山下さん一家。住宅の購入を考えていてこちらの家はその候補のひとつです。
山下雅弘さんは、
家族でいた場合に狭いとか広いとか、そういうことが体験できればいい。
初めての体験に子供たちも大はしゃぎ。
堀尾速人社長は、
実際の生活を味わうことで、その家の本当の良さを分かっていただける。
料金は1泊、1棟で2万5,000円から。展示場のすぐ近くには遊園地や砂浜がありアクセスしやすいことから住宅購入目的以外のお客様も取り込んでいく予定です。