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[モーニングサテライト]【ふちこの突撃マーケット】変化する金融教育!教諭も戸惑い?[東京立正中学校・高等学校]

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マーケットや経済の旬の話題をお届けする朝活タイム「ふちこの突撃マーケット」です。

金融庁が発表した調査によると2021年6月時点のつみたてNISAの口座数は3月と比べておよそ16%増加して、その中でも20代の伸び率が22%とトップです。

こうした中、2022年度から高校の新学習指導要領で金融教育が拡充されることになっていて、家庭科の授業で資産形成んついても教えるということです。

今回のテーマは「高校の授業でも株式投資!?変化する金融教育」です。現場を取材してきました。

東京立正中学校・高等学校

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杉並区の東京立正高等学校を訪ねました。

教室を覗いてみると家庭科の授業が行われていました。この日は浴衣を作るため裁縫を学んでいました。

こちらは来年度の新教科書です。実はこれまで扱いがなかった株式や投資信託など投資家目線での金融教育が追加されます。

ニュースなどで株価がなんとかみたいなことは聞いたことがあるが、あまり良く知らない。

大人になったらやってみたいと思う。

そんな中、困っているのは教える側の家庭科の先生たちです。

東京立正高等学校の増子めぐみ教諭。

今までも生活設計の中で保険や貯蓄などは教えていたが金融の商品は触れていない。

そのあたりをどう伝えればいいのか不安があります。

金融教育の拡充を不安に思う教員のためにある取り組みが行われているということなので行ってきます。

会場を覗いてみると資産運用会社による金融講座がオンラインで開催されていました。

参加していたのは全国の家庭科の先生たちです。先程の増子教諭の姿もあります。

講師を務めるのは農林中金バリューインベストメンツの最高投資責任者、奥野一成さんです。

奥野さんは著書「15歳から学ぶお金の教養 先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?」でも若いうちから金融に触れることが大切だと強調しています。

お金というとすぐ汚いことのように考えてしまうが、まさにありがとうの対価。

人からありがとうと言われる企業。

社会の問題を解決しているような企業に投資をすること。

きっとその企業はもうけている。そのシェアを受けるというのが株式投資。

主催の奥野さんに話を聞きました。

「高校生が金融について学ぶことの意義は?」

早いに越したことはない。

授業を受けた増子教諭はどう感じたのでしょうか。

「講座を受けた感想は?」

自分が買って体験した話をするのとは違うのかなと。

投資そのものの意義を伝える方法を考えていかないといけないと感じた。

そんな状況の中、すでに一歩進んだ教育に取り組んでいる学校もあります。

茨城県立常陸大宮高等学校の横山治輝教諭は商業科の担当で元証券マンでもあります。

実は横山教諭早くから金融教育に力を入れてきたんです。

「投資を教える狙いは?」

子どもたちがリアルな将来設計をする上で必要不可欠な投資の勉強を早い段階からさせてあげたい。

実際に授業をするのは証券会社の社員で、プロの指導で実践的な金融教育をしています。

この日は自ら調べた「ESG」や「SDGs」に関連する銘柄を発表する授業が行われていました。

「どこの銘柄をこのチームは見つけた?」

シノブフーズ。

「シノブフーズはどこで見つけた?」

四季報から。

「何の銘柄でしょう?」

富士通を選びました。

新聞で気候変動を大きく出ていたのでどういう活動をしているのか気になった。

CO2をゼロにするミッションを実現というのがあった。

「学校で投資について学ぶのはどうですか?」

商業科の2年生。

楽しいです。

投資というと運が悪いとお金がなくなるというイメージが強かった。

ちゃんと調べれば投資というのは安全なものだと分かった。

自分でも将来、投資したいという気持ちになった。

「楽しいなと思うことはありますか?」

商業科の2年生。

ニュースなどでやばそうなことがあると株価が下がっていたり、日経平均とかこんなにわかりやすく動くのだなと思ったり。

売上や利益にとどまらず企業を取り巻く環境など生徒たちの分析は徹底しています。

常陸大宮高校は株式を購入するための資金をいかに得るかまでも考えています。生徒たちが株主になって会社を立ち上げ、その会社の売り上げで実際に株式を購入しているんです。

生徒たちが立ち上げた会社の一つ「HIOKOキッチン」では特設会場で地元食材を使用した軽食などを販売しています。生徒が実際に働きお金を動かしています。

「最初と今で変わってきたか?」

一番は子どもたちの反応。

株価や配当などを見るようになった。

子どもたちの中で関心を強く持つようになったと思う。

なかなか高校生で優待や配当を見るようなことはない。

そのきっかけ作りができたのは大きな一歩。

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