スタジオにとっておきのものを用意しました。それが東京オリンピックの本物のメダルです。

東京大会は史上最多となる33競技、339種目の試合が繰り広げられることになっています。その中で金、銀、銅メダルに輝いたアスリートに実際に贈られる可能性があるメダルということです。
裏面は公募によって選ばれたデザイン。光を集めて反射させて、より輝きが増すようなデザインになっているとのことで光の当たり方で表情が変わります。

厚みは一番厚い部分で12ミリということで1センチ以上あります。

表面は勝利の女神のニケの像が描かれています。

東京オリンピックの開催まであと1年となり準備も着々と進んでいます。

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
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7月24日に開かれたオリンピック1年前のセレモニー。

そこで発表されたのが…
オリンピックの金・銀・銅メダルです。

デザインは光の輝きをテーマとしていていくつもの輪が光を反射するシンプルなもの。

手掛けたのはホテルの案内板などをデザインする川西純市さんです。。

多様性を認め合って、一つの輪になれるような世界を表現した。

直径は8.5センチ、金メダルの重量はおよそ556グラムと夏季オリンピックでは最も重いメダルです。

メダルの完成までにはオリンピック史上初めての取り組みも。
組織委員会や東京都は一昨年4月から使い終わった携帯電話などの小型家電の回収を呼びかけ、全国からおよそ8万トンを集めました。

この中から金・銀・銅を取り出し、オリンピックで渡されるすべてのメダルを作ります。

初めて見たメダルを前にアスリートたちは…・
バスケットのNBAプレイヤー、渡邊雄太さん、
光り輝いてオーラを感じる。首にかけたい。

女子サッカーロンドン大会銀メダル、澤穂希さん、
このメダルを目指して現役に戻りたいくらい。

その思いにさせるくらい欲しい。

パナソニック株式会社
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イベントに華を添えたのがプロジェクションマッピング。

ただ、今回のものは素早い人の動きに映像が連動していて躍動感があるのが特徴です。
この高速追従プロジェクションマッピングを開発したのがパナソニックです。

7月19日にリハーサルが行われていました。

開発担当の増谷健さんを中心に準備が進みます。

その脇にはその映像を映し出すプロジェクターが…

従来のやり方に対して10倍以上速く追従できる。

その秘密がレンズの横にあるセンサーです。

ここから赤外線を照射。すると映像を合わせたい相手から赤外線が反射され動きを把握します。そこに瞬時に動画を投影する仕組みです。

今回、画像処理の速度を高めたことで高速追従が可能になり、スポーツなど素早く不規則な動きに合わせたプロジェクションマッピングが出来るようになったのです。

ダイナミックでよかった。いいものが仕上がる感触が得られた。

そして7月24日、いよいよ本番です。
一回しかできない、やり直しがきかない、そういうところで緊張している。

先日、オリンピック関連の販売見通しを上方修正したパナソニック。この技術も実は開会式などでの採用を目指しています。

増谷さん、関係者に十分にアピールできたと手応えを感じたようです。

大きな舞台で披露する機会をもらい本当に光栄。

新しい演出手段としていろいろな分野で使ってもらえると思う。
