東京オリンピック・パラリンピックまで間もなく1年となります。いま課題となっているのが開催期間中の交通機関の混雑緩和です。通勤時間をずらせばちょっと得をするというサービスも登場しました。

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
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着々と準備が進められる東京オリンピック。

7月2日に新たに体操や新体操の会場となる有明体操競技場の内部が報道陣に公開されました。

都庁担当の吉田真樹子記者、
天重の長いアーチ、89メートルあるということですが木だけで作っているということです。

東京オリンピックで新設される建物の中で最も木材を使った施設となっており、整備費はおよそ253億円。建設は8割程度進んでいて、10月に完成予定です。

さらに大会マスコット「ミライトワ」「ソメイティ」の小型ロボットもお披露目されました。

トヨタ自動車が開発したもので選手や観客を手振りや表情で歓迎してくれます。
交通混雑
そんな中、課題となっている大会期間中の交通混雑。
競技場が近くにあるベイエリアでは朝の通勤時間帯に観戦に来るお客様と通勤客で混雑が予想されています。

小池都知事、
1年前に交通渋滞をどう防ぐか、その予行練習がきょうからスタート。

午前9時前です。普段なら多くの職員が出勤している時間帯ですが、今日はほとんど人がいません。

東京都ではおよそ1万人の職員を対象に午前8時から10時までのラッシュアワーに交通機関を利用せず、時間をずらして出勤する取り組みを今週いっぱい行います。

公共の交通機関も対策に乗り出しました。
東京急行電鉄株式会社
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東急電鉄は7月22日から31日まで田園都市線の臨時列車「時差Bizライナー」の運行を開始。

東京地下鉄株式会社
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さらに競技場周辺の駅では…
萩原由佳記者、
東京メトロはオリンピック期間中に混雑を避けるための取り組みを始めています。それはPASMOを使ったものです。

東京メトロが始めたのは朝の通勤ラッシュの8時から9時半を避けて利用するとポイントが貰えるサービス。

豊洲駅から1つ先の辰巳駅に来ています。7時59分にこちらから出るとポイントが付くという仕組みです。

時間帯によって1階につき10~25ポイントを貰える仕組み。

1ポイントあたり1円で、運賃や電子マネーとして利用できます。
新国立競技場に近い外苑前など10の駅が対象です。

東京メトロではこれまでも混雑が激しい東西線でポイントサービスを実施。その結果、朝のラッシュ時の利用客が4%減りました。

来年の東京オリンピックでも一定の効果を期待しています。
東京メトロの西崎紘一郎さん、
会場最寄り駅は密集しているゾーン。大会期間中は混雑が予想される。

まず効果検証して、さらなる周知をはかっていきたい。
