羽田空港
海外への直行便が増え年々拡大している羽田空港。
巨大化するたーミネルでは2020年に向けてさまざまなサービスが進化しています。そのキーワードは「無人」です。
WHILL株式会社
今や日本の空の玄関となった羽田空港。2010年に新国際線ターミナルが開業。国内線も合わせて年間約7,500万人が利用し旅客数では国内1位。
その羽田空港に何やら見慣れない乗り物が動いています。

実は1月から羽田空港が実証実験を行っている移動支援ロボット「WHILL NEXT」です。
WHILL株式会社のサービス開発部、有賀香代子さんは、
空港では疲れて帰ってきた人やこれから乗る人に快適な乗り物として乗っていただきたい。
「WHILL NEXT」は一見、車イスのようにも見えますが特徴はゼンリンお特殊なタイヤです。別々に回転を調節することでスムーズな方向転換をしてくれるのです。
さらに空港のような混雑する場所での安全を考えセンサーが人や障害物を感知すると自動で停止します。
本田技研工業株式会社
一方、「UNI-CUBβ」は本田技研工業株式会社が開発した一輪車のような移動ロボット。

ロボット自体がバランスを取ってくれるので体重移動するだけで前後左右に移動してくれます。
本田技研工業株式会社のビジネス開発統括部の高杉悦子さんは、
歩行の代替手段として楽に移動に使ってほしい。
HANEDA ROBOTICS LAB
この実証実験は清掃ロボット、移動支援ロボットに続いて今後は案内ロボットを予定しています。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて日本の最新技術を駆使したサービスを目指しています。
全日本空輸株式会社
さらに出発ロビーにはこんな無人サービスもあります。
空港内の混雑で長蛇の列ができてしまう出発カウンター。手荷物を預ける手続きを簡易化した無人サービスが「ANA Baggage Drop」。
機械の中に荷物を置き、搭乗券を読み込みリーダーにかざすとタグが出てきます。このタグを手荷物に付け「確認」をタッチするだけです。約1分で手荷物を預ける事ができます。
利用者は、
分かってしまえば簡単。こちらの方が便利。
全日本空輸株式会社の空港センター、石井薫さんは、
混雑時お待ち時間が15分~20分だったが約5分になった。
手続きが素早く済めば空港で過ごす時間も余裕が生まれます。
株式会社ファミリーマート
そこでこんな無人サービスがあります。
24時間の自販機レストラン。飲み物やお菓子はもちろん、パンやおにぎり、デザートまで自動販売機で買えます。
この自販機レストランに出店しているのがコンビニの株式会社ファミリーマート。
店舗を出店せず、あえて自販機を出店させたのは何故でしょうか?
株式会社ファミリーマートの開発本部、津田純一さんは、
空港では大きな荷物を持っていることが多い。手軽に利用してもらいたいので商品も片手で食べられるようなものにしている。
ご当地自販機
羽田空港にはさらにこんな自販機もあります。
北陸新幹線の開業とともに観光客が増加した富山県。「ご当地自販機」では16種類の特産品を販売しています。
人気商品はホタルイカや白エビの加工品、富山ブラックラーメン。そして「ケロリン ボディタオル」なんだとか。
この自動販売機での売り上げは1ヶ月約25万円。利用客の多い羽田空港に設置することで認知度アップを狙っています。
2020年に向けた新たな取り組みはこれからも続きそうです。
コメント