徳島大学
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日建工学株式会社
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香川県観音寺市のとあるコンクリート共同。
ここでも素晴らしい共同研究が。
がっちりマンデー!!さん、おはようございます。
「ちょっと早く来てもらっていいですか?」
スッタフに急かされ駆け足で登場の日建工学株式会社の西村博一さん。
日建工学株式会社は様々な場所で使われるコンクリートブロックを製造している会社。
一体どんな共同研究をしたのか?
味の素さんと徳島大学とトリプルで共同研究しました。
コンクリート作りが得意な日建工学株式会社が、アミノ酸研究が得意、調味料でお馴染み味の素株式会社、さらに徳島大学理工学部とトリプル研究。
でも、アミノ酸とコンクリートって全く畑違いのような…。
今まで世界にない。
「オンリーワンですか?」
オンリーワンだと思います。
世界でオンリーワンのコンクリートらしい。
日建工学と味の素、徳島大学で共同開発したのはアミノ酸入りコンクリート。
服も青いしドラえもんぽいですね。
ちょっと意識しちゃいました。
アミノ酸入りコンクリートブロック
この表面にアミノ酸が入っています。
どんな特製を持っているのか?
このブロックを海とか川に入れると、苔や海藻が生えたりして、魚がいっぱい集まってきていい環境ができる。
アミノ酸入りコンクリートブロックを海や川に設置すると、表面からじわじわとアミノ酸が染み出す。するとそのアミノ酸を栄養に、ブロックに海藻などが生え、魚も集まってくるそうです。
アミノ酸入りコンクリートの作り方
どうやって作っているのかというと、アミノ酸の一種「アルギニン」をセメント・砂利などに混ぜる。
そして混ぜたものを表面に撒いて、ギュッとプレスしたら出来上がり。
そもそも、このアミノ酸ブロックを考えていたのは味の素株式会社。
アミノ酸が植物や動物にいいのはわかっていた。そのまま海に撒くとすぐ溶けてなくなっちゃう。もう少しゆっくり出せないか。
そして共同開発に乗り出した日建工学株式会社。
普通、コンクリートにアミノ酸を入れると固まりにくくなるところを何百という配合を試して解決。
さらに海や川で検証するため、環境学のプロ、徳島大学の上月康則教授も参加。
味の素がアミノ酸のエキスパート、日建工学がコンクリートのエキスパート、徳島大学が環境のエキスパート。アミノ酸とコンクリートが結びついた。
環境
実際に使用されている川へ。
アミノ酸が出てくることで、普通より多く苔がついている。
なんとアミノ酸入りコンクリートを使った壁面の苔の成長スピードは5~10倍。
半年しか経っていないのにしっかり苔が生えています。
環境に悪いと言われていたコンクリートが、環境を良くすると大注目!
現在、約100ヶ所に設置されているアミノ酸入りコンクリート。日本、世界を席巻しそうな勢いです。
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